編集部からのお知らせ
新着記事まとめPDF「ランサムウェア」
注目の記事まとめPDF「Chrome OS」

2013年のパブリッククラウド市場規模は4割の大幅増に--企業の意識に変化

山田竜司 (編集部)

2013-10-25 07:30

 IDC Japanは10月24日、国内パブリッククラウドサービスの市場予測を発表した。2013年の同市場規模は前年比39.4%増の1321億円になる見込み。2017年の同市場規模は、2012年比3.6倍の3376億円になると予測する。 好調の理由として、クラウドの優位性だけでなく、リスクを理解し、具体的にサービス検討するユーザーが増えたことやサービス拡充が進んでいることを挙げた。

 現在、企業のパブリッククラウドサービスへの見方は、「早い」「安い」「拡張性や縮小性」「先進機能」といった優位性だけではなく、構築や運用上の課題も含まれるようになったと指摘。以前は、未知の分野であるクラウドの採用をリスクと考え回避する企業が多かっ たが、最近では課題があることを理解した上で、具体的に検討する企業が増えたと説明する。

 また、IDCはパブリッククラウドサービスの進化について説明する。例えば、Infrastructure as a Service(IaaS)では、ロードバランサやオートスケール、バーチャルプライベートクラウド(VPC)といった2~3年前では、ほとんどのIaaSには実装されていなかった機能が現在では標準サービスとなっていると説明した。

 Software as a Service(SaaS)では、同サービス内の機能が拡充するだけでなく、コミュニケーション系のSaaSツールにワークフロー機能を追加するのように、第三者が提供するアドオン機能が急速に充実していると説明した。これらが、パブリッククラウドサービスの普及を促進させ利用領域の増加に貢献しているという。

 一方、サービス機能の拡充と、パブリッククラウド導入事例の増加やユーザーの構築や運用のノウハウを蓄積によりその使い方が洗練され、支出の最適化を促しているとした。

 これまでの国内パブリッククラウドサービス市場は「迅速性」「拡張性/縮小性」「コストの最適化」などによって成長してきたが、現在クラウドパートナーが提供するサービスが、ユーザー企業の導入障壁を下げ、クラウドの付加価値化を促進していると説明した。


2012~2017年の国内パブリッククラウドサービス市場 セグメント別売上額予測

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    マンガでわかる―Webサイトからの情報搾取を狙うサイバー攻撃「SQLインジェクション」、どう防ぐ?

  2. 経営

    迫られる改正電子帳簿保存法対応--中小・中堅企業に最適な簡単&現実的な運用方法とは

  3. 運用管理

    AWS、GCP、Azureを中心としたクラウドネイティブ環境における5つのセキュリティ強化策

  4. 運用管理

    5G時代におけるクラウドサービスの問題点、通信の最適化・高速化を実現する「MEC」の活用事例を紹介

  5. コミュニケーション

    情報が見つからない&更新が進まないFAQページは絶対NG!効果的なFAQを作成・運用するために

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]