社会インフラ整備事業を展開するミライトは、経営情報を可視化するため、基幹業務向けのレポートシステムを刷新した。サービスを提供しているアシストが12月4日に発表した。
ミライトは経理部門など各部門において、工事の完成にかかった金額(完工金額)や原価などを分析することを目的とし、システムの刷新を企画していたという。
ミライトはレポーティングシステムとしてとビジネスインテリジェンス(BI)の基盤「WebFOCUS」を採用。部門ごとに管理していた完成工事状況のデータを集約し、会社全体でレイアウトを統一化した。10月より稼働を開始し、経理部門をはじめ各部門で利用している。
これにより、以前は統合基幹業務システムを使って各部区々ごとに管理していた完成工事状況を集約。各部での資料作成の負荷を低減できたと説明する。さらに、現場のユーザーでも施工部別、工事種目別などのレポート選択や完工金額、原価などが一覧できるようになった。個々の工事状況に関する情報収集のスピードが上がり、経営の意思決定を迅速化できたとした。
WebFOCUS選定の理由として、ユーザー数に制限がない点やサポートの手厚さなどを挙げている。
今後、同社ではWebForcusを使った未成工事状況表レポートの開発が決定しており、他部署への導入も検討している。