デルとレッドハット、OpenStackベースのプライベートクラウド基盤を共同開発

山田竜司 (編集部)

2013-12-16 19:15

 米DellとRed Hatは米国時間12月12日、OpenStackをベースとした、大規模企業向けプライベートクラウドサービスを共同で開発すると発表した。

 この提携で、DellはOpenStackディストリビューション「Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform(RHELOSP)」でOEMを展開する最初の企業となる。DellとRed Hatは、協力してOpenStackコミュニティーにコードを提供し、現在のベータ版となっているRHELOSP 4の開発などで協業を進める。

 RHELOSP 4には、2月にリリースされた「OpenStack 2013.2」(開発コード名は「Havana」)やRed Hat仮想化技術専用のハイパーバイザ「Red Hat Enterprise Virtualization Hypervisor(RHEV-H)」、最新版の企業向けLinuxディストリビューション「Red Hat Enterprise Linux 6.5」が含まれている。

 DellとRed Hatは、OpenStackに含まれるコンポーネントのプロジェクトでも協業を進める。具体的には、仮想ネットワークを管理するための「OpenStack Networking」(開発コード名「Neutron」)、OpenStack上のサービスを監視し、リソースを計測するための「OpenStack Telemetry」(開発コード名「Ceilometer」)で協業する。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]