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ロボットで下水道の寿命を管理--NECなどが試験

山田竜司 (編集部)

2014-02-14 13:36

 地方共同法人の日本下水道事業団とNECは、共同で下水道管路の改築、長寿命化のため、専用調査ロボットなどを用いる管路マネジメントシステムのフィールドテストを、船橋市で実施している。

 管路マネジメントシステムのフィールドテストは、専用ロボットで管路内の調査を実施し、サーバに集めたデータを高度な画像認識技術を用いて分析することで、地中に埋設された膨大な距離の管路の劣化状態、不具合箇所などを効率的に把握する。


調査ロボットのスペックは全長 約120センチ、高さ約30センチ、重量約30キログラム 標準の速さは毎分10メートル

 国内の下水道管路の延長は、約45万キロに達し、そのうち約1万キロが、下水道管路の標準的な耐用年数とされる50年を超過。管路の老朽化などに起因した道路陥没も2012年度には全国の約3900カ所で発生しており、その対策が急務という。国内の下水道普及率は2013年3月末時点で約76%と、新規に建設するよりも、改築やマネジメントが必要な段階と説明。下水道インフラの老朽化対策のため、下水道管路の調査や改修が重要となっていると指摘した。

 現在の一般的な下水道管路調査では、ロボットで撮影した管路内の画像を作業員が目視で確認し、不具合箇所などを見つけ記録しているという。また、ロボットの長距離走行が困難なため、1日200~300メートル程度の調査延長が一般的であり、調査時間の短縮化や、画像確認作業の効率化や精緻化が課題という。

 調査用ロボットは、NECの画像認識や解析技術やセンシング技術を用いて画像処理能力を向上するとともに、高い走行性による調査距離の延伸を目指す。

 これにより、管路の状態を効率的に把握し、老朽化に起因した道路の陥没事故などを未然に防いだり、詳細な調査を実施すべき箇所を絞り込んだりすることなどにより、管路マネジメントを効率化するとした。

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