トレンドマイクロは2月28日、数量無制限、年間定額で利用できるSSLサーバ証明書「Trend Micro SSLサーバ証明書(TMSSL)」の一般企業向け販売を開始した。税別の参考標準価格は1法人あたり3ドメインまでが年間40万円(サポートサービス料金を含む)。
TMSSLは、SSLサーバ証明書の種類に関係なく、証明書の数量無制限、年間定額でSSLサーバ証明書を利用できる。2012年6月から一部企業向けに提供。今回、広く一般企業向けにも販売する。
料金は1法人あたり3ドメインまでを一つの単位としており、4ドメイン以上で使う場合には3ドメインごとに追加購入が必要。また2年目以降も利用を継続する場合は、1年ごとに契約の更新が必要となっている。

TMSSLのサイトシールの画像(トレンドマイクロ提供)
証明書をインストールするサーバの数が増えても定額で利用できるため、仮想化やクラウド環境などで多くのサーバを運用している場合でも、証明書に要する費用は一定、証明書は、顧客専用ポータルサイトを通じて必要な時に必要な数の発行、利用が可能であり、証明書の導入数を管理する必要もないのが特徴としている。
証明書の種類としては、組織の存在情報、ドメイン名の所有情報、証明書発行のための権限を確認する組織認証(Organization Validation:OV)証明書に加え、より信頼性の高い拡張認証(Extended Validation:EV)証明書も利用できる。
TMSSLでの認証業務は、全てトレンドマイクロが直接展開する。EV証明書は、CA/Browser Forumで提示された認証クライテリアを採用。認証プロセスは第三者機関から認証を受け、監査を毎年実施しているという。