良品計画は、ネットストアやスマホアプリのデータ分析でSaaS型データ管理システム「Treasure Data Service」を採用した。トレジャーデータが3月13日に発表した。ネットショッピングサイト「無印良品ネットストア」とスマホアプリ「MUJI passport」を対象とした分析に2013年12月から活用している。
無印良品ネットストアの登録会員数は430万人以上、平均して毎日11万人超の利用者が訪問している。MUJI passportは会員数140万人、商品購入に応じて提供される「MUJI ショッピングポイント」の管理に加え、無印良品の店舗で使える特別クーポンの発行などを行っている。
Treasure Data Serviceは、大容量の時系列データを収集、保管、集計できるデータ管理サービス。ブラウザ内で容易にデータを可視化できる機能やアドホックなクエリの実行速度をより高速化するオプションサービスも用意されている。
良品計画では、ログの収集からニーズや購買行動などのデータ分析までTreasure Data Serviceで展開している。Treasure Data Serviceを導入して利用者のデータを分析することで、ネットストアと実店舗間で互いに利用者を送客し合える環境を構築することを目指しているという。