ウルシステムズは9月2日、大企業向けにクラウド型データウェアハウス(DWH)プラットフォーム「White-eYe」の提供を開始した。初期導入費用は200万円から、月額利用料は35万円から。
White-eYeは、Amazon Web Services(AWS)のDWH「Amazon Redshift」にデータ抽出・加工・統合(ETL)機能、ビジネスインテリジェンス(BI)、機械学習、運用管理などを統合した。
White-eYe
ETLには、オープンソースのデータ変換ソフト「Talend」を活用し、基幹システムや分散並列処理フレームワーク「Apache Hadoop」などのデータをRedshiftへロードする。Redshift上のデータは、機械学習で特徴抽出などを自動で展開、BIツール「Tableau」でデータを可視化する。
ウルシステムズは「これまでの大企業向けのDWHは構築や管理に時間と費用がかかったが、Redshiftはテラバイトあたり年間1000ドル以下で利用でき、拡張性も高い」とコメントしている。ウルシステムズは、White-eYeの導入とともにシステムのデータ連携や運用管理などのコンサルティングや各種技術支援も提供する。