IT企業入社式(2)--若さを武器に変革を

山田竜司 (編集部)

2014-04-03 12:30

  4月1日は多くの企業で入社式となった。ビジネスの世界展開を見据えるとともに、自社の戦略をかみ砕いて説明し、若い力に期待を寄せている。1回目はこちら

NTTデータ 代表取締役社長 岩本 敏男氏


NTTデータ 代表取締役社長 岩本 敏男氏

 NTTデータグループの新入社員のみなさん。まずは、このようにみなさんを新入社員としてNTTデータグループに迎え入れられたことを大変嬉しく思い、NTTデータを代表して心から歓迎します。

 今、社会は大きく変わろうとしています。規制緩和や景気回復のニュースを耳にすることも多いと思います。グローバル化により、さまざまな国の文化が入ってくることで、人々のライフスタイルも変化しています。さらには、ITの進化により、これまで当然だと思われていた制約条件や既成概念がどんどん小さくなり、これまでの常識が大きく覆るようなことも頻繁に起きるようになるでしょう。ただし同時にそれは、一昔前には実現できなかったことが実現できるようになる大きな可能性に満ちた時代であるとも言えます。

 このような時代において、みなさんはNTTデータグループを引っ張っていかなくてはなりませんが、私が最もみなさんにお伝えしたいことは、みなさん一人ひとりの人生を大切にしてほしいということです。一人の人間として何をすべきなのか。どのような人生を送って自己実現を果たしていきたいのか。今、みなさんが抱いている志を大切にし、そしてこれからも真剣に考え続けてください。

 「Global IT Innovator」というビジョンを共有したNTTデータグループの社員が切磋琢磨し、それぞれの自己実現を果たすことができれば、NTTデータグループを大きく発展させることができると確信しています。

 最後にみなさんに私の信条である「真実一路」という言葉を贈りたいと思います。これは、自ら正しいと信じる道を貫き通す、という言葉です。今、自分は何をすべきかを必死になって考える。書物や歴史、先輩や同僚から学び、また自分自身で一生懸命考える。そうして自分のやるべきこと、正しいと信じられる道が見えれば、たとえ周りの人に反対されたとしても、その道がいばらの道であったとしても、それを信じて突き進んでいくことで、必ずや目標を達成することができる、私はそう信じています。そしてみなさんにもそうあってほしいと願っています。

 NTTデータブランドという傘のもと、みなさん一人ひとりが自分のやるべきことを熟考し、やり抜く。そうして自己実現することで、NTTデータグループ共通の目標であるGlobal Top 5は必ずや達成できます。世界40カ国以上、7万5000人の社員とともに、このNTTデータグループを大きく発展させていきましょう。

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