総合情報サイト「All About」(オールアバウト)および関連ビジネスサイトを運営するオールアバウトでは、新たなWeb分析システムを採用した。ソフトウェアを提供した日本IBMが5月1日、発表した。
採用されたのは、IBMのデジタルマーケティング分析最適化ソリューションの中核製品「IBM Digital Analytics」。All Aboutと関連サイトのパフォーマンス分析基盤を担う、新ウェブ分析システムとして導入された。
All Aboutでは、調べたいことが明確なユーザーだけでなく、初めてあるいは何気なく訪れたユーザーにとっても有益な情報にいち早くたどり着くことができ、さらに新たな発見があるサイト運営を目指している。その一環として4月1日から新たな取り組みを開始した。
具体的には、サイトのデザインやレイアウトの全面的な変更に加え、読者ごとにサイト利用傾向の詳細な理解と広告商品の最適化、そして分析業務の効率化を実現するため、読者(サイト訪問者)のサイト内での行動分析と読者体験の最適化、All Aboutサイト内に配信する各種広告のインプレッション計測と分析、そして専門ガイドへのフィードバックレポートの充実などで、これによってAll Aboutサイトを中心とした各ステークホルダーの満足度向上とメディア資産価値の向上を推進しようとしている。
また同社では、サンプリングサイト「サンプル百貨店」運営をはじめ、既存の専門家ネットワーク資産を活かした新規事業をグループ全体で積極的に展開しており、IBM Digital Analytics はそれら事業のサイト分析にも活用される。