NEC、デジタルサイネージ向け「情報・コンテンツ配信クラウドサービス」提供開始

NO BUDGET

2014-05-22 07:45

 NECは5月21日、企業や自治体の情報・コンテンツをデジタルサイネージに配信する機能をクラウド型で提供する「情報・コンテンツ配信クラウドサービス」の販売を開始すると発表した。本サービスは電通が都営地下鉄大江戸線・六本木駅ホーム上のデジタルサイネージを活用して行う広告事業のコンテンツ配信基盤に採用され、5月26日から運用される予定。

 また、企業・団体内の情報共有を目的として、スマートフォンやタブレット端末にコンテンツを配信するシステム向けに本サービスを提供するなど、顧客のニーズに応じて販売し、NECは今後5年間で100社・団体への提供を目指しているという。


都営地下鉄大江戸線・六本木駅におけるサービスイメージ

 情報・コンテンツ配信クラウドサービスは、企業や自治体が商品情報や交通情報、施設情報、観光情報などのコンテンツをデジタルサイネージに配信する際のコンテンツ登録・保管・配信機能をNECのクラウドサービスとして提供するというもの。クラウド型で提供するため、自社でシステムを構築・保有することなく、手軽にコンテンツを配信することが可能。

 また、配信条件を一括で設定できるため、配信拠点が増加した際もシステムの拡張が容易となっている。NECでは今後、場所によって異なる視聴者の特性情報を基に、最適なコンテンツや配信する時間帯を自動提示する機能など、利用者に利便性の高いサービスを提供していくとしている。

 なお、電通が本サービスを採用した広告事業では、都営地下鉄大江戸線・六本木駅の上下線ホームにて、乗客が滞留する駅ホーム出入口付近の柱に限定して12本計24面のデジタルサイネージ(65インチディスプレイ)を設置、5月26日から展開される。乗降客数が多い六本木駅で多数の乗客が電車を待つ間に視聴することが見込まれ、高い投資対効果を実現するとのこと。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    2025年はクラウドを標的にする攻撃が増加!?調査レポートに見る、今後警戒すべき攻撃トレンド

  2. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  3. ビジネスアプリケーション

    業務マニュアル作成の課題を一気に解決へ─AIが実現する確認と修正だけで完了する新たなアプローチ

  4. セキュリティ

    Microsoft Copilot for Security--DXをまい進する三井物産が選んだ理由

  5. 経営

    プロが教える“使える業務マニュアル”--作成・運用を実現する3つのポイント

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]