相手先のブランド名で設計、製造する(Original Design Manufacturing:ODM)サーコム・ジャパンは5月23日、“モノのインターネット(Internet of Things:IoT)”や“機器間通信(Machine to Machine:M2M)”に対応する機器「IoTゲートウェイ」を発表した。
サーコムは従来より、スマートホーム関連機器や家電制御製品、ネットワークカメラ、CATVネットワーク機器、ルータなどを設計、製造している。これらの製品では機器間で通信する機能を搭載しているが、今回のIoTゲートウェイでは、これらの製品に位置情報やコンテンツ、IP通信に対応していない製品と相互に接続する通信機能も追加して開発、製造する。同社で取り扱っている製品以外にも通信機能を追加したい場合は取り扱う可能性があるとした。
サーコムのODM製品は欧米市場で開発実績があり、各事業者に合わせてカスタマイズできるため、自社開発と比べ開発コストや市場への投入タイミングを調整しやすいとアピールしている。欧米市場で実績のある通信技術を応用したIoT/M2M分野は主要戦略の1つとした。
2020年までにCiscoとIntelでは500億、Morgan Stanleyでは、750億のモノがつながると予測している。
サーコムが考えるIoT(サーコム提供)