Hewlett-Packard(HP)は、同社のクラウドポートフォリオを拡充する。大規模な人員削減はその行く手を阻んでいるようには見えない。
コンピューティング業界の巨人であるHPは米国時間5月27日、「Helion Managed Private Cloud for Public Sector」のサービス開始を発表した。このサービスは本質的に、商用に特化したエンタープライズクラウドサービスを政府機関向けに手直ししたものである。
HPによるとこのプラットフォームによって、連邦政府や州、地方政府が複数の部門にまたがった共有サービスモデルを実現できるようになる、マネージド型の専用プライベートドクラウドが提供されるという。
また、内部や外部のセキュリティにも大きな注意が払われている。HPによると、このプラットフォームは公的機関の全体的なセキュリティ計画を長期にわたって改善していくとともに、連邦政府の認証や法規制に関するニーズをも取り扱えるという。
HP Enterprise Servicesの米公共機関向けグローバルプラクティス部門の責任者であるStacy Cleveland氏は、このプラットフォームによって防衛機関や一般向け機関といった各種の機関でITコストを削減できるようになると述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。