エンドユーザーデバイスを総合的に見ると、「Android」は「Windows」からシェアを奪っているかもしれないが、デスクトップに限定した場合、Windowsは今も支配者として君臨している。デスクトップOSのシェアに関するNet Applicationsの最新調査結果で1つ意外だったのは、「Windows 7」と「Windows 8.x」のここ数カ月の成長率が拮抗していることだ。
金メダルに値するのはWindows 7だろう。なぜなら、2009年夏にリリースされて以来、Windows 7は初めて単なる多数ではなく、過半数のデスクトップユーザーを獲得し、シェアが50%を超えたからだ。Windows 7のシェア拡大は、「Windows XP」の広範なサポート終了という犠牲の上で成り立っている。
ユーザーは何があってもXPを使い続けると言っていたかもしれないが、実際には、彼らは同OSに徐々に見切りを付けている。
XPのサポートが終了してからの7週間で、XPの利用シェアは3月の27.69%から5月の25.27%に縮小した。下げ幅は2.42ポイントだった。他方で、Windows 7のシェアは48.77%から50.06%へと1.29ポイント拡大している。同期間中、Windows 8.xは11.30%から12.64%へと1.34ポイント拡大した。
細かく見ると、「Windows 8.1」の人気がついに「Windows 8」を上回った。5月、Windows 8.1のシェアが6.35%だったのに対し、Windows 8は6.29%だった。
Windows 8に続いたのは、シェア4.15%の「Mac OS X 10.9」(開発コード名:「Mavericks」)だ。その下には、シェア1.62%のLinuxデスクトップOS群などが含まれる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。