手書きにこだわった--Windowsタブレット「Surface Pro 3」を日本でも展開

大河原克行 2014年06月03日 19時00分

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 日本マイクロソフトは6月2日、第3世代となるWindowsタブレット「Surface Pro 3」を7月17日から発売すると発表した。米国での6月20日の発売から約1カ月遅れとなる。

 Surface Pro 3は5月20日に米Microsoftが発表。日本をはじめとするその他の国では、8月末までに発売される予定だとしていた。米国以外の国では日本が先行することになる。

樋口泰行氏
日本マイクロソフト 代表執行役社長 樋口泰行氏
一般向け
CPUメモリ(GB)記憶域(GB)税別価格
Core i7851220万2800円
Core i7825616万4800円
Core i5825613万9800円
Core i5412811万1800円
Core i34649万1800円
法人向け
CPUメモリ(GB)記憶域(GB)税別価格
Core i7851219万1800円
Core i7825615万3800円
Core i5825612万8800円
Core i5412810万800円
Brian Hall氏
米Microsoft Surface & Windows ハードウェアセールス&マーケティング担当ジェネラルマネージャー Brian Hall氏
説明 手書きにはこだわったという
※クリックすると拡大画像が見られます
藤本恭史氏
日本マイクロソフト 業務執行役員 Windows本部本部長 藤本恭史氏
栃谷宗央氏
アドビシステムズ クリエイティブソリューション第1部デジタルイメージング製品担当 グループリーダー 栃谷宗央氏
説明 Surface Pro 3でPhotoShop CCを利用
※クリックすると拡大画像が見られます

 日本マイクロソフト代表執行役社長の樋口泰行氏は「Surface Pro 3は、はっきり言ってやばいデバイスであり、すごいデバイスである」と表現した。

 「Surface Pro 2はPCの重さや厚さに近いという声もあったが、それらを解決できるタブレットがSurface Pro 3。Pro 2は画面が小さいという声もあったが、それも解決できる。満を持して投入するデバイスである」(樋口氏)

 樋口氏はまた「Surfaceを含むWindowsタブレットのシェアは一昨年はゼロであった2013年第1四半期(1~3月)には10.1%となり、2014年第1四半期(1~3月)には30.5%のシェアとなった。Surface Pro 3の発売によって、Windowsタブレットの普及をさらに加速できる」と期待を寄せた。

馴染みのある大きさを再現

 Surface Pro 3は、従来の10.6型液晶ディスプレイを搭載したモデルから一回り大きいサイズへと変更。アスペクト比3:2の2160×1440ドットの12型液晶ディスプレイを搭載しているのが特徴だ。OSにはWindows 8.1 Proを搭載。CPUはCore i3/i5/i7の3つを搭載できる。

 一般ユーザー向けに、国内5社の量販店とマイクロソフトストアを通じて販売されるのは5機種。i3搭載モデルのみ8月から出荷する。認定Surfaceリセラーを通じて販売される法人向けモデルは4機種。法人向けモデルでは、Officeを標準搭載していないという違いがあり、Office 365を別途導入する必要がある。

 国内での予約開始は、一般向けが6月3日午前0時から。法人向けが6月9日からとなっている。一般ユーザー向けのi3搭載モデルの事前予約はこれには含まれない。今回のSurface Pro 3の発売でSurface Pro 2の販売は終了するが、Surface 2は継続販売となる。

 米MicrosoftでSurface & Windows ハードウェアセールス&マーケティング担当ジェネラルマネージャーを務めるBrian Hall氏は「Surface Pro 3はタブレット、PCに革新をもたらすものになる。薄型、軽量、大きな画面を搭載し、それでいてパワフルである。これまでにできないような体験がSurafce Pro 3で実現する」と発言した。

 「12型ディスプレイを備えながら、Surface Pro 2よりも33%薄い、9.1mmの薄さを実現し、重量は超軽量マグネシウム合金を使用することで12%軽い800gとした。i5では、10~15%の性能向上を実現し、i7はフルPCと同じ処理性能を持つ」(Hall氏)

 Surface Pro 2よりも長時間化したバッテリ駆動時間のほか、256段階の筆圧感知を実現したSurface Penでペン入力でも自然な筆圧を実現。ペンの上部を一度ノック(クリック)すると、OneNoteを起動。2回ノックすると画面をキャプチャできる。

 「調査によると1日に1時間以上、ペンと紙を利用する人は71%にのぼる。また、53%の人が絵を描いている。それをタブレット上で再現することに力を注いだのがSurface Pro 3。付属したペンは、鉛筆のような書き心地にこだわった。Surface Pro 3が4:3のアスペクト比にこだわったのはノートに手書きをするのと同じサイズを実現することが狙い。馴染みのある大きさをSurface Pro 3で実現した」(Hall氏)

 背面に設置しているキックスタンドは、20~150度に開けるようになり、卓上に置いたよう状態でペン操作などにも適している点も今回の進化点だ。タイプカバーは、キーボード上部が折れ曲がる新たなヒンジ構造を採用。マグネットでSurface本体に接続する際にキーボードに角度がつけられる設計であることから、ノートPCのような傾斜角を持ったキーボード操作を可能にしている。タッチパッドの面積を拡大したほか、従来モデルから継承している打鍵感、バックライト表示などの機能を継承している。

 日本マイクロソフト 業務執行役員 Windows本部本部長の藤本恭史氏は「日本では、Office Home & Business 2013を標準搭載しており、これには商用利用権もついている。家庭内でもビジネスでも利用できるOfficeである。日本のユーザー向けに用意している1万種類におよぶテンプレートもOfficeで利用可能。One Noteでは常用漢字の手書き練習もできるテンプレートなどもある。ここでは鉛筆や筆ペンのような操作ができる」と説明した。

 「日本では、MetaMoJiの(手書きノートアプリ)“Note Anytime”を標準で搭載し、直感的な手書き操作と手書き文字をオブジェクト化するという機能でアイデアの整理などにも役立つ」(藤本氏)

 ゲストとして登壇したアドビシステムズ クリエイティブ ソリューション第1部デジタルイメージング製品担当グループリーダーの栃谷宗央氏はSurface Pro 3で「Adobe PhotoShop CC」を実演して見せた。「Surface Pro 3は、非常にエキサイティングな製品。PhotoShop CCはMacユーザーが多く利用しているが、Mac Book Airのような感覚で利用できる」(栃谷氏)

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