Hewlett-Packard(HP)は、企業向けのマネージドクラウドストレージサービスである「Helion Managed Services」をストレージ資産の所有と管理に代わる手段と位置付けている。同社はHelion Managed Servicesのアプローチがもたらす追加の利点として、カスタマイズ性能や、ハイブリッドクラウドの能力、コスト削減を掲げている。
同サービスには以下の機能も含まれている。
- 高いパフォーマンス要求に応えるブロックストレージ
- インターネットプロトコル経由で格納やアクセスができるファイルストレージ
- アプリケーションのバックアップや、ファイルの変更のためのオブジェクトストレージ
- アプリケーションデータをコピーし、必要に応じてファイルを復元するサーババックアップ
HP Enterprise Servicesにおいてワークロードおよびクラウドを担当するバイスプレジデントのJim Fanella氏は、HPは14年以上にわたってマネージド型のコンサンプションモデルに基づいた製品を提供してきたことを認めつつも、Helionのこれらの新機能によってユーザーは自らのITリソースに対してより自由度の高い統制が可能になると述べた。
また同氏は「ファイル管理やインターフェースの簡素化と、パフォーマンスの拡張性における選択肢の多さ、サーバや個人用機器に対するバックアップサービスの利用可能性という点において、Helionは業界における他のサービスとは一線を画している」と述べた。
HPは、Helion製品群の提供を5月に開始して以来、Helion OpenStackベースのパブリッククラウドサービスの推進に大きな力を注いでいる。同社は先週、独立系ソフトウェアベンダーや開発者、インテグレーター、再販業者と同社のクラウドサービス群を結びつける取り組みである「Helion Network」を発表したばかりだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。