IBMの「Tivoli Storage Manager」(TSM)ソフトウェアは、20年にわたってビジネスデータを保護してきた。バックアップ、リカバリ、ディザスタリカバリの分野で市場シェアも高く、企業の標準となっている。この分野におけるIBMのイノベーションは、ビッグデータ、データベースバックアップ、リカバリ、データレジリエンスの「頼りになる」ソリューションとしてIT業界全体によく知られており、評価されている。
Gartnerは「2014 Magic Quadrant for Enterprise Backup Software and Integrated Appliances」(2014年6月16日付け)を発表した。そのなかで同社は、アナリティクスをデータバックアップとストレージ管理に応用するというIBMの取り組みによって、企業はより情報に満ちた幅広い形でのデータ利用を実現できると評価している。
従業員や顧客はこうした機能によって、必要とする情報に必要なときにアクセスできる。IBMは先ごろ発表した「Software Defined Storage」製品を基礎として、企業が自社のデータを最大限活用するための洗練された方法を構築できるよう支援を続けている。
「2014 Gartner Magic Quadrant for Enterprise Backup Software and Integrated Appliances」のレポートでは、以下の重要な調査結果をあげて、データバックアップの要件に生じつつある変化を指摘している。
- 2018年までに、40%の組織が製品を追加するか、現在のバックアップアプリケーションから移行する。
- 2015年を通じて、Disk to Disk(D2D)やDisk to Disk to Tape(D2D2T)が増加するものの、バックアップは引き続き大企業での一般的な戦略であり続ける。
- 2017年までに、70%の組織が、リモートオフィスのテープバックアップから、レプリケーション機能を備えたディスクベースのバックアップソリューションへの移行を完了する(現在は30%)。
- 2018年までに、テープでのバックアップを終了する組織が倍増する一方で、テープへのアーカイブを行う組織は25%増加する。
- 2016年の時点で、すべてのビッグデータのうち、バックアップされるのは30%未満である。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。