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「面」のコミュニケーションが柔軟で耐性のある組織を作る--VOYAGE GROUP宇佐美氏

吉澤亨史 山田竜司 (編集部)

2014-09-04 17:35

 400万人以上の会員を擁するポイントサイト「ECナビ」や、アンケートモニター「リサーチパネル」、マーケティングをサポートする「VOYAGE MARKETING」などのメディア事業と、ウェブ検索やリスティング広告の導入支援や、広告配信の最適化をはかるSSP(Supply Side Platform)などのアドテクノロジ関連事業を柱とするVOYAGE GROUP。5月にはマザーズ市場への上場を果たし、好調に成長し続けている。今回は、VOYAGE GROUPの代表取締役社長兼最高経営責任者(CEO)である宇佐美進典氏に話を聞いた。


VOYAGE GROUP 代表取締役社長兼CEO 宇佐美進典氏

アドテクノロジ事業が好調

--SSP事業では、立ち上げから約3年で30%のトップシェアを獲得している

 同じくらいのタイミングでSSPをリリースした会社は数社ありましたが、現在では差がつきました。その理由の1つは自分たち自身がメディアを運営していたことです。例えば、どうすれば1ページビュー(PV)あたりの広告が増えるのか、来ていただいたオーディエンスに対してどうすれば収益を高くしていけるのかなど、メディア運営ならではの悩みが分かっていました。

 SSPが流行っているから作ったのではなく、自分たちがメディアを運営していてリアルに感じている課題からSSP事業は始まりました。SSPなら自分たちの課題を解決できるのではないかという意識が、他社との違いだと考えています。例えば、エンジニア出身の人が「これからRTBが来るからSSP」という流れではシステムが中心になりすぎてしまいます。

 いいモノを作っても使ってもらう人の課題とマッチングしていないこともあります。メディアの悩みは「いかに利益を増やすか」であり、解決策はSSPでなくてもいいわけです。そのようなアドバイスもしているところが、差別化になっているのかもしれません。

 また、SSPのアルゴリズムを考えています。この部分は、過去の入札データを基にどういうアルゴリズムにしたらメディア側にもっと収益が出るのか、シミュレーションしながら取り組んでいます。

--SSPを支えるシステムとは。

 コスト計算の容易なオンプレミスと、突発的な負荷増加に対応できるAmazon Web Services(AWS)をハイブリッドで運用しています。さらに最近、新規のデータセンターを追加で利用し始めました。その上で稼働するアプリケーションは、利用目的に合う言語や手法が柔軟に選択できることと、3桁の台数のサーバ構成の管理を改善できること、運用エンジニアの工数を削減可能か、少人数での運用もできることなどを重視して選択しました。システムの拡大に伴ってエンジニアも増やしています。今は十数名の担当がついています。

 SSPとは別になりますが、DevOps系業務の担当者を各部署に3人くらい採用し、テスト環境や開発環境を整えて全体の効率を上げていく取り組みを進めています。SSPのように新しいサービスは新しい環境でスクラッチしていますが、ECナビは構築から10年経つシステムです。部分的に古いソースもあります。

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