IIJグローバルとあらた監査、日系企業の海外進出支援で協業

NO BUDGET

2014-09-29 17:51

 IIJの100%子会社で法人向けWANサービス事業などを展開するIIJグローバルソリューションズ(IIJグローバル)は9月29日、日系企業の海外事業展開を支援するサービスであらた監査法人と協業することを発表した。

 あらた監査法人はPricewaterhouseCoopers(PwC)のメンバーファーム。グローバルネットワークの各法人と連携し、あらた監査法人や国内外のPwC各法人による海外進出時のリスクアセスメントや各種手続代行をはじめ、現地法人設立後の税務対応や会計業務代行など幅広い支援サービスを提供しており、世界34カ国で日本語でもサポートしている。

 今回の協業では、SaaS型統合基幹業務システム(ERP)「A.S.I.A. GP SaaS on IIJ GIO」にあらた監査法人の支援サービスを組み合わせ、海外に進出する日系企業向けに、現地法人の設立から業務支援までを両社が多角的にサポートする。

 ユーザー企業は、会計業務をプロフェッショナルに委託することで、海外現地法人の業務負荷の軽減や決算業務の省力化、リソース不足などの課題を解決でき、本来のコア業務に集中できるため、現地ビジネスを早期に立ち上げられるとしている。

IIJグローバルとあらた監査法人の協業
イメージ図(IIJグローバル提供)

 海外進出時から進出後の運営までユーザー企業のニーズに応じたサービスを提供する。あらた監査法人とPwC各法人のカバレッジの広さを活かし、世界各国でワンストップで提供する。

 クラウドならではの柔軟性を活かし、スモールスタートから需要に応じてシステムを拡張できるため、ビジネス計画にあわせた最適なサービスを利用できる。自社でシステムを構築する必要がなく、ITインフラの運用、管理負荷を最少に抑えられるとしている。

 会計データはクラウド上の会計基盤にセキュアに保存され、本社と現地法人のエンドユーザーがそれぞれ活用できる。海外現地法人のビジネス状況が可視化されることで、本社側でタイムリーに経営状況を把握でき、グローバルでのガバナンスを強化できるという。

 IIJグローバルは、東洋ビジネスエンジニアリングとグローバル企業向けに提供しているA.S.I.A. GP SaaS on IIJ GIOを中心に、ユーザー企業の業務基盤となるクラウドや国際ネットワーク、ウェブ会議などのコミュニケーションなどのサービスを提供している。

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