NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は10月17日に、パブリッククラウドサービス「Bizホスティング Cloudn(クラウド・エヌ)」で、仮想サーバサービスであるComputeのエントリープラン2種類「プランvQ」「プランv1」の料金を10月利用分より改定すると発表した。
これにより、プランvQは月額900円から450円(いずれも税別)と5割値下げし、プランv1は同3600円が3400円となる。月額450円は、100種類以上の豊富なAPIを持ちグローバルに拠点を展開するクラウドサービスにおいて業界最安値(NTT Com調べ)だとしている。
Cloudnは、外部とのデータ転送料(アップロード・ダウンロード双方向)無料のパブリッククラウドサービス。今回の料金引き下げは、利用者のコスト負担をさらに引き下げ、AWSやMicrosoftに対抗するのが狙い。ユーザーは、サーバへのバーストアクセスへの対応や、高い信頼性が要求されるシステム基盤だけではなく、アプリ検証環境や新規事業の開始段階に必要なサービス基盤として、より高いコストパフォーマンスでCloudnを利用できるとしている。
料金改定の対象は東日本および西日本リージョン提供しているCompute(FLATタイプ)、Compute(VPCタイプ OpenNW)の仮想サーバプラン「プランvQ」「プランv1」で、既存ユーザーにも適用される。
10月20日~12月31日の期間中に新規申し込みを完了した契約を対象として、Cloudnの全機能を最大3カ月間(申込完了月を含む)、1万2000円(税別)分まで無料で利用できる施策を実施している。期間中は、仮想サーバだけでなく、オートスケール、LBA、RDB、DNS、PaaSなどの豊富なオプション機能と組み合わせて利用できる。
これによりユーザーは、オートスケール機能を利用したキャンペーンサイト、仮想サーバとRDBを組み合わせたECサイト、外部とのデータ転送料無料という特徴により安心して利用可能な動画配信サイトなど、利用シーンに応じた様々なサービスの組み合わせを無料で試すことが可能。