IDCの予測によると、2018年には、全世界におけるソフトウェアとサーバ、およびストレージに対する支出の増加分の半分以上をクラウドサービスが占める見通しだという。
具体的には、パブリッククラウドサービスへの支出は2014年に566億ドルに達し、2018年には1270億ドルにまで拡大すると予想されている。これを年平均成長率に換算すると、22.8%になる。
IDCによると、クラウドに移行するベンダーと顧客の両者が成長を牽引することになるという。さらに、クラウドは革新の段階に突入しようとしており、それは業界固有のプラットフォームにつながっていくだろう、とIDCは主張する。IDCの予測が正しいとすれば、ITベンダーはライセンシングとハードウェアの販売からクラウドサブスクリプションへの移行を加速させる必要がある。すべてのベンダーがそうした変化にうまく対応できるわけではないと考えて差し支えないだろう。
2014年はSaaSがクラウド支出の70%を占め、IaaSがそれに続く。具体的な内訳は以下の通りだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。