おそらく薄型化と軽量化が目標なのだろう。だとしたら、256Gバイトのドライブと「Core i7」を搭載する13.3インチモデルを少し前に購入できて本当によかったと思う。このモデルはかなり長く使い続けることになるかもしれない。
さらにGurman氏は、Appleはケースの角度をこれまでよりもっと急勾配にして、縁を落とすために、狭いスペースにキーを詰め込む可能性があると述べている。そんなことをしたら、タイピングが困難になるだろう。もっと小さなMacBook Airが欲しければ、筆者は11インチモデルを買っていた。
ビジネスユーザーの多くは、外付けのドライブやディスプレイなど、さまざまな周辺機器を接続するために複数のポートを必要としている。1基のUSB Type Cポートしか搭載されなくなったら、どうすればいいのだろうか。アダプタをいくつも持ち運べというのか。間違いなく薄型軽量ノートブックの意味がなくなってしまう。そのような構成になれば、MacBook AirユーザーはMicrosoftの「Surface」ユーザーと同じくらいひどい状況に置かれるだろう。Surfaceユーザーはほとんどどこへ行くにも、スタイラス、キーボード、キックスタンドを携帯しなければならない。
多くのMacユーザーは既に複数の電源コードを持っており、1つは職場に置いて、1つは自宅で使っている。そのため、外出するたびに電源ユニットを携帯する必要はない。しかし、Appleは、コンピュータへの給電技術として新しいUSB Type Cを採用するという誘惑に駆られるかもしれない。どうなるかは誰にも分からない。重量3ポンド(約1.3kg)以下の新型MacBook Airに接続されたケーブルに誰かが足を引っかけるまで待ってみよう。本体が床の上で粉々に砕けるということもあるかもしれない。
別のうわさでは、クリック可能なトラックパッドから「クリック機能」がなくなると言われている。これは、クリックするためにパッドを押したときに発生する触感フィードバックのことだが、デザイナーがスペースを節約して筐体を薄型化する必要があるために、この機能が削られるという。筆者は個人的に、キーをタイプしたりトラックパッドを操作したりするときの触感を大変気に入っている。これらの機能がMacBook Airシリーズから削除されてしまったら、筆者(やほかのビジネスユーザー)は「MacBook Pro」シリーズに再び魅力を感じるようになるかもしれない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。