モノのインターネット(Internet of Things:IoT)を長期的な成長戦略に掲げているIntelだが、米国時間1月15日に発表した最新の決算報告は新設のIoT事業部が任務を果たしつつあることがうかがえる内容となった。
Intelの第4四半期(12月27日締め)の純利益は37億ドル。非GAAPベースでの1株当たり利益は74セント、売上高は前年同期比6%増の147億ドルだった。
アナリスト予想は1株当たりの利益が66セント、売上高は147億ドルだった。
合わせて発表した2014年通年の業績では、売上高は前年比6%増の559億ドルに達し、純利益は117億ドル、1株当たり利益は2.31ドルとなった。
2014年の初め、Intelは全世界で4000万台のタブレットを出荷するという目標を掲げた。Intelはこの目標を達成し、年末までに約4600万台を出荷したと報告している。
部門単位でみると、Internet of Things事業部は急成長しており、第4四半期の売上高は第3四半期比で12%増、前年同期比では10%増の5億9100万ドルとなった。通年では、前年比19%増の21億ドルの売上高を計上した。
いまだ主力のデータセンター部門は第4四半期に41億ドルを売り上げ、通年の売上高は前年比18%増の144億ドルとなった。
ソフトウェアとサービス部門の売り上げは前四半期から横ばいとなり、5億5700万ドル。これは前年同期比6%の減少となる。
PCクライアント部門も、売上高は前四半期比3%減、前年同期比3%増となり、890万ドルとなった。モバイルとコミュニケーション部門は、通年では600万ドルの赤字で予想通りとなった。
最高経営責任者(CEO)のBrian Krzanich氏は楽観的な姿勢を見せ、第4四半期は「強い成長を遂げて記録の年を締めくくった」と述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。