インテルのQ4決算、6%増収--IoT部門が急成長

Rachel King (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2015-01-16 10:33

 モノのインターネット(Internet of Things:IoT)を長期的な成長戦略に掲げているIntelだが、米国時間1月15日に発表した最新の決算報告は新設のIoT事業部が任務を果たしつつあることがうかがえる内容となった。

 Intelの第4四半期(12月27日締め)の純利益は37億ドル。非GAAPベースでの1株当たり利益は74セント、売上高は前年同期比6%増の147億ドルだった。

 アナリスト予想は1株当たりの利益が66セント、売上高は147億ドルだった。

 合わせて発表した2014年通年の業績では、売上高は前年比6%増の559億ドルに達し、純利益は117億ドル、1株当たり利益は2.31ドルとなった。

 2014年の初め、Intelは全世界で4000万台のタブレットを出荷するという目標を掲げた。Intelはこの目標を達成し、年末までに約4600万台を出荷したと報告している。

 部門単位でみると、Internet of Things事業部は急成長しており、第4四半期の売上高は第3四半期比で12%増、前年同期比では10%増の5億9100万ドルとなった。通年では、前年比19%増の21億ドルの売上高を計上した。

 いまだ主力のデータセンター部門は第4四半期に41億ドルを売り上げ、通年の売上高は前年比18%増の144億ドルとなった。

 ソフトウェアとサービス部門の売り上げは前四半期から横ばいとなり、5億5700万ドル。これは前年同期比6%の減少となる。

 PCクライアント部門も、売上高は前四半期比3%減、前年同期比3%増となり、890万ドルとなった。モバイルとコミュニケーション部門は、通年では600万ドルの赤字で予想通りとなった。

 最高経営責任者(CEO)のBrian Krzanich氏は楽観的な姿勢を見せ、第4四半期は「強い成長を遂げて記録の年を締めくくった」と述べている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    KADOKAWAらの事例に学ぶ、2024年サイバー攻撃の傾向と対策

  2. セキュリティ

    MDMのよくある“12の悩み”を解決!Apple製品のMDMに「Jamf」を選ぶべき理由を教えます

  3. ビジネスアプリケーション

    生成AIをビジネスにどう活かす?基礎理解から活用事例までを網羅した実践ガイド

  4. セキュリティ

    セキュリティ担当者に贈る、従業員のリテラシーが測れる「情報セキュリティ理解度チェックテスト」

  5. セキュリティ

    「100人100通りの働き方」を目指すサイボウズが、従業員選択制のもとでMacを導入する真の価値

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]