オラクル、エンジニアドシステム「X5」を発表--「データセンターの未来」を強調

Rachel King (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部 2015年01月22日 14時31分

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 カリフォルニア州レッドウッドショアーズ発--Oracleは2014年を通じて、決算報告書や公式の場で自社のクラウド戦略を前面に押し出してきたが、今週になってデータセンターのポートフォリオに対するトーンを変えてきた。

 Oracleの会長兼最高技術責任者(CTO)Larry Ellison氏は米国時間1月21日午後にOracle本社で、第5世代となる同社のエンジニアドシステム「X5」を報道関係者やアナリストらの前で発表した。

 Ellison氏は、Oracleがソフトウェアとハードウェアを事前に統合しておくことにより、顧客は自らで統合について悩まずに済むようになるという点で、X5が「データセンターの未来」を象徴する製品だとアピールした。

 Ellison氏は「今では誰もがクラウドについて語っている」と述べたうえで、「しかし、人々はうまく活用できているわけではない」と語った。むしろ、この変革の実現は、われわれがデータセンターをどのようにしてクラウドと相互接続するのかにかかっている。

 同氏は「パブリッククラウドとプライベートなデータセンターの間にはある程度の互換性が必要だ」と述べた。

 Ellison氏は、Oracleが「エンジニアドシステムという概念を作り出したわけではない」と述べることで、同社の旗艦製品「Exadata」シリーズの展開前に存在していたTeradataの功績を認めた。

 同氏は「しかし、われわれはTeradataよりもうまく立ち回ったうえ、ずっと多くのシステムを今でも販売している」と冗談交じりに語った。

 先に述べた統合は、新しい統合インフラシステム「Virtual Compute Appliance(VCA)X5」というかたちで実現される。同システムはコンピュートサーバとソフトウェア定義ネットワーク、洗練されたハードウェアによって構成されている。

 Ellison氏は、同サーバのソフトウェア定義設定のほか、高速の内部ネットワークInfiniBandだけでなく、既存ネットワークと連携するイーサネットやファイバチャネルとの接続機能を搭載したVCA上のストレージネットワークを強調した。

 X5のポートフォリオには、「Apache Hadoop」やNoSQLでのビッグデータの処理を念頭に置いた「Oracle Big Data Appliance X5」や、「Exalogic Elastic Cloud X5-2」、すなわちオンプレミスで「Oracle Cloud」と同様のプラットフォーム・アズ・ア・サービス(PaaS)やインフラストラクチャ・アズ・ア・サービス(IaaS)を運用できる機能が含まれている。

 Ellison氏は、現在の一般的なバックアップアプライアンスが復旧作業中に発生したデータを喪失してしまう点を嘆いた後、「Oracle OpenWorld 2014」で披露した、データ喪失を発生させない「Zero Data Loss Recovery Appliance」に話題を移した。作業履歴情報(REDO)ログデータをリアルタイムで送信し続ける機能と、完全に自動化された復旧機能により、Zero Data Loss Recovery Applianceではデータを任意の時点に復旧させ、問題のあるトランザクションを排除するためにログを再検証し、それらのプロセスを再び最初から実行させることができる。

 単一のアプライアンスだけで、オンサイトのデータセンターや遠隔地のデータセンター、クラウドへのバックアップ接続がなされている可能性のある、数千ものデータベースを取り扱うことができる。

 Ellison氏は「重要なのは、完全に自動化されているため運用が容易であり、データの喪失もないという点だ。これは、今あるアプライアンスのうちで最も簡単に使用できるものだ」と述べた。

 また同氏はOracleがこれらの製品を自社で製造、テスト、サポートしている点も強調したうえで、Cisco SystemsやEMC、VMware、Microsoft、Red Hatといった競合他社を引き合いに出し、そうした企業の配備オプションがより断片化されている(そして言うまでもなく高価になっている)と示唆した。

 同氏は「業界一安い購入価格」を約束するとともに、Oracleのソフトウェアスタックがサポートするアプリケーションテンプレートのおかげで、X5では競合他社のオプションとは異なり、アプリケーションの配備が数分で済むと主張した。

 同氏は例として、VCA X5ソフトウェアが4万5000ドル(年間サポート料金を含む)であるのに対して、Ciscoの「UCS」ソフトウェアは年間26万5000ドル(別途、年間サポート料金が16万6000ドル)だと述べた。

 OracleのデータベースマシンのX5世代製品は、既に注文受け付けが開始されている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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