Microsoftは米国時間2月2日のブログで、オンプレミスの「SharePoint Server」の最新版を提供する計画を明らかにした。
SharePointユーザーの中には、Microsoftが同社の「SharePoint Online」サービスにユーザーを集める手段として、オンプレミス版の提供をやめるのではないかという懸念があった。だが、その心配はなさそうだ。ただし、Microsoftはオンプレミス版のサポートにあたって、オンプレミスとクラウドのハイブリッドな構成で運用する顧客へのフォーカスを強調している。
次期SharePoint Serverの名称は「SharePoint Server 2016」で、2015年後半にリリースの予定だ。つまり、次期Officeクライアント「Office 2016」と同じ時期の登場となる。
2014年の秋、Microsoftは、SharePointとExchangeの次期版のリリースを2015年の後半に、「Skype for Business」を2015年前半に予定しているとしていた。
SharePointは、コラボレーション、検索、ソーシャルネットワーク、コンテンツ管理、ビジネスインテリジェンス(BI)などの機能を備える多機能なサーバ製品だ。
過去数年やってきたように、Microsoftは開発した機能をまずクラウド版のSharePoint、SharePoint Onlineで実装し、オンプレミス版に提供する計画だ。
2日のブログ記事で記しているように、Microsoftはこの1年、さまざまな方法でSharePointにも適用できる「Office 365」の新機能を多数導入してきた。この中には、検索と表示のアプリ「Delve」、最新の「Office 365 Video Portal」、「Yammer」の新機能などがある。Microsoft幹部がDelveと「Office Graph」について話した時に述べていたように、これらすべての機能がSharePortal Server 2016に入るわけではないが、一部の機能は盛り込まれることになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。