MS、「SharePoint Server 2016」を2015年後半にリリースへ

Mary Jo Foley (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2015-02-03 10:28

 Microsoftは米国時間2月2日のブログで、オンプレミスの「SharePoint Server」の最新版を提供する計画を明らかにした。

 SharePointユーザーの中には、Microsoftが同社の「SharePoint Online」サービスにユーザーを集める手段として、オンプレミス版の提供をやめるのではないかという懸念があった。だが、その心配はなさそうだ。ただし、Microsoftはオンプレミス版のサポートにあたって、オンプレミスとクラウドのハイブリッドな構成で運用する顧客へのフォーカスを強調している。

 次期SharePoint Serverの名称は「SharePoint Server 2016」で、2015年後半にリリースの予定だ。つまり、次期Officeクライアント「Office 2016」と同じ時期の登場となる。

 2014年の秋、Microsoftは、SharePointとExchangeの次期版のリリースを2015年の後半に、「Skype for Business」を2015年前半に予定しているとしていた。

 SharePointは、コラボレーション、検索、ソーシャルネットワーク、コンテンツ管理、ビジネスインテリジェンス(BI)などの機能を備える多機能なサーバ製品だ。

 過去数年やってきたように、Microsoftは開発した機能をまずクラウド版のSharePoint、SharePoint Onlineで実装し、オンプレミス版に提供する計画だ。

 2日のブログ記事で記しているように、Microsoftはこの1年、さまざまな方法でSharePointにも適用できる「Office 365」の新機能を多数導入してきた。この中には、検索と表示のアプリ「Delve」、最新の「Office 365 Video Portal」、「Yammer」の新機能などがある。Microsoft幹部がDelveと「Office Graph」について話した時に述べていたように、これらすべての機能がSharePortal Server 2016に入るわけではないが、一部の機能は盛り込まれることになる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    ITR調査結果から導くDX浸透・定着化-“9割の国内企業がDX推進中も成果が出ているのはごく一部”

  2. セキュリティ

    セキュアな業務環境を実現する新標準「Chrome Enterprise Premium」活用ガイド

  3. セキュリティ

    攻撃者は侵入ではなく“ログイン”する、エンドポイントとアイデンティティセキュリティを連携すべき理由

  4. モバイル

    目前の「Windows 10」サポート終了、「Windows 11」への移行負担を解消する最適解とは

  5. セキュリティ

    こんなにあった!従来型SIEMが抱える課題──次世代SIEMに必須の“8つの要件”とは?

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]