ゾーホージャパンは、同社のクラウド型顧客管理サービス「Zoho CRM」が、国内で提供される3種類のクラウドサービス「クラウド名刺管理サービス」「クラウド決済管理サービス」「IP電話システム(クラウドPBX)」との連携強化を実施し、2月5日から同サービスの提供を開始すると発表した。
Zoho CRMは、クラウド型の顧客管理、案件管理サービスで世界で5万社を超える企業が利用しているという。導入に必要な初期費用は不要で、ユーザー登録のみで開始でき、月換算1440円の最安プランから標準的なSFAやCRM機能を提供する。1月23日からは、無料版の利用範囲を3ユーザーから10ユーザーに拡大した。
今回新たに3つのサービスとの連携を強化。営業現場でニーズの高い機能をZoho CRMで実現し、利便性を高める。
各サービスとの連携内容は以下の通り。
クラウド名刺管理サービス「メイシー」(提供はもぐら)
メイシーでZoho CRM自動エクスポートを設定しておけば、名刺情報がデータ化されると同時に自動でZoho CRMの見込み客情報として登録される。また、個別にメイシーの画面上でエクスポートしたい名刺データを選択し、ワンクリックでZoho CRMの見込み客に移動させることもできる。
- Zoho CRMとの対応管理項目:見込み客情報(氏名、会社名、役職、部署、郵便番号、住所、建物名、電話番号、携帯電話、FAX、メール、Webサイト、メモ)
- Zoho CRMの対応プラン:無料プランから
- Zoho CRM月間利用料金:0円から(※別途メイシーの契約と利用料金が必要)
クラウド決済管理サービス「Cloud Payment」(提供はCloud Payment)
Zoho CRMで管理される請求データとCloud Paymentで管理される銀行振込決済(バンクチェック)を連携することで、入金確認や消込処理など顧客の支払状況の管理を効率化。
- Zoho CRMとの対応管理項目:請求書データ
- Zoho CRM対応プラン:エンタープライズ
- Zoho CRM月間利用料金:4200円/ユーザー(※別途Cloud Paymentの契約と利用料金が必要)
IP-PBX
複数社のIP-PBXシステム(IP電話システム)とZoho CRMの連携を完了、Zoho CRMの画面からワンクリックで電話を受発信できる。また、通話の履歴を見込み客や連絡先のデータと関連付けが可能。これらの連携により、営業コールの業務を効率化し、情報共有を迅速化する。
- Zoho CRMとの対応システム:「FUSION Connect」(提供:フュージョン・コミュニケーションズ)、「BIZTEL」(提供:リンク)、Twilio / Primus(オンプレ型、提供:and One)、その他
- Zoho CRM対応プラン:プロフェッショナル/エンタープライズ
- Zoho CRM月間利用料金:2400円/ユーザーから(※別途IP電話の契約と利用料金が必要)