星野リゾートはブライダル事業において、クラウド型のCRMを導入、迅速に意志決定している。製品を提供しているゾーホーが12月5日に明らかにした。
星野リゾートのうちリゾート施設「リゾナーレ八ヶ岳」のブライダル事業では、もともとMicrosoft Excelで顧客を管理してきたが、「ファイル紛失のリスク」「共有作業の煩雑さ」を考慮し、6月にクラウド型顧客管理「Zoho CRM」を導入した。
ウェブからの予約をAPIで直接「Zoho CRM」に取り込む事で、入力の手間を軽減。さらにSaaS型ビジネスインテリジェンスサービス「Zoho レポート」と連携することにより、営業やマーケティングのデータを毎日レポート形式で視覚化しているという。
これにより、責任者は場所を問わず必要な時に現状把握ができ、2週間に1度の割合で実施していたデータの可視化による意志決定が即日にもできるようになったと説明する。また、Zoho CRMに登録された情報を基に来館者の傾向を分析し、キャンセル率を50%軽減することにも成功したという。