北日本銀行は地域金融機関向けのクラウド型CRMを採用し、コスト削減と顧客満足度の向上に取り組んでいる。サービスを提供したインテックが11月22日に明らかにした。
北日本銀行では、顧客との長期的な関係の構築や、質の高い対面渉外サービスの実現を目指す一方、設備投資やシステム運用にかかる経費の圧縮を課題としていた。
同社は対策としてインテックの「F3クラウド CRMサービス」を採用。同サービスは特定の業種、団体に特化しており共同利用を前提に構築された「コミュニティークラウド」型の金融機関向けCRMサービスである。
CRMシステムの導入検討にあたり、インテックの金融機関業務ノウハウや導入実績などが評価し、採用を決定したという。
同サービスは、2014年2月より販売を開始予定。運用基盤として「インテック富山データセンター」を使用、金融機関特有の高セキュリティ要件にも応えるとした。また、データ連携のプラットフォームとして「Informatica Power Center」を採用。実データの棚卸しから連携全体の可視化をすることで、変換処理の開発効率化を実現。自社内のサブシステムのデータをスムーズに取り込めるという。