Microsoftは米国時間2月9日、「Office 2016」のコンシューマー向けテクニカルプレビューを、テストサイト「Microsoft Connect」の登録ユーザーにも公開したが、同日のうちに取り下げた。
アクセスが削除される前、Office 2016テスト版の公開が不慮のものか計画されていたのものなのかをMicrosoftに訊いてみたところ、以下のような回答をもらった。
「秘密保持契約(NDA)に合意すれば、だれでもテスト版にアクセスできる。今回われわれが公開したのは、早期段階にあるNDAプレビューだ」
Office 2016はデスクトップ版Officeスイートの次期版で、「Office 16」というコードネームで呼ばれてきた。Microsoftは数カ月前からこのOffice 2016のテストを続けている。2014年10月に最新のテスト版を、そして2015年1月にその更新版をリリースしている。1月のテストリリースのスクリーンショットは、Neowin.netが掲載している。
Office 2016正式版のリリースは2015年後半の予定だとMicrosoftの幹部は述べている。
これまでのところ、Office 2016プレビュー版で利用できる新機能は、ごく少数にとどまっている。
その1つが、次期Windowsの「Office Online」「Office for iPad」にも導入される「Tell Me」ツールだ。この機能は、Officeで自分がやろうとしている作業の方法を尋ねるもので、ドキュメントを見たりOfficeのリボンをうろうろする必要がなくなる。
また、スクリーンショットを見る限り、Officeドキュメントで画像を適切に配置するのを支援する画像自動回転機能や、新しい「ブラック」テーマオプションなども入っているようだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。