Microsoftは米国時間3月18日、「Microsoft Build Engine(MSBuild)」をオープンソースにした。「.NET」および「Visual Studio」向けのビルドプラットフォームとなり、「.NET」技術のオープン化を進める同社の最新の取り組みとなる。
MSBuildはアプリケーション構築のためのプラットフォームで、XMLスキーマを提供する。これを利用してプラットフォームがソフトウェアのプロセスとビルドをどのように制御するかを定義できる。Visual StudioはMSBuildを利用するが依存関係にはないとのこと。そのため、msbuild.exeをプロジェクトやソリューションファイル上で実行すると、Visual Studioがインストールされていない環境でも製品のオーケストレーションとビルドが可能だという。
Microsoftによると、「.NET Core Libraries」「.NET Core Runtime」もMSBuildを利用して構築したという。ともにオープンソースとして公開されている。
今回公開したのは、「Windows」版で、今後Linuxと「Mac OS X」にも対応予定。これにより、自分の好みのプラットフォーム上でオープンソースの.NETプロジェクトを構築できるとしている。
MSBuildはGitHubでコードを公開している。