Googleは、モバイル端末による「Google Cloud Platform」の管理を可能にするアプリ「Cloud Console」の「Android」版をリリースした。
Cloud ConsoleのAndroid版はまだベータ扱いだが、すでにGoogle Playからダウンロード可能だ。GoogleではCloud Consoleの「iOS」版も開発中とのことだが、具体的なリリース日については言及していない。
Cloud ConsoleのAndroid版は、Androidタブレットとスマートフォンに最適化されており、「Google App Engine」や「Google Compute Engine」上で実行されているソリューションの状態をリアルタイムに監視し、問題発生時にアラートを表示できる。
Google Cloud PlatformのプロダクトマネージャであるMichael Thomsen氏が米国時間3月30日に投稿したブログ記事によると、Cloud Consoleには各種のグラフ、請求額の概算、各リソースの実行状態、ゾーンやIPを含むプロパティなど、多種多様な情報を表示できる。さらに、App Engineのバージョン変更や、Compute Engineインスタンスの開始と停止など、各種の中核機能を呼び出して実行することもできる。
問題をリアルタイムに検出し迅速な対応を可能にするCloud Consoleは、年中無休でシステムを監視する専任のIT要員を確保するのが難しい中小企業において、その真価を発揮するだろう。また、大企業のIT部門においても、時間と予算を節約するうえで便利なツールとなり得る。
提供:Google Cloud Platform
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。