Microsoftが次期「Windows Server」のテストビルドを公開してから実に6カ月が経過した。
最後に聞いた次期Windows Serverに関する情報では、Microsoftは2回目のビルドを2015年春に提供するとしていた。これは、Windows Serverチームが次期Windows Serverのリリースを2016年に延期すると発表した後のことで、これに合わせて2015年始めに予定していた2回目のビルドのリリースも延期した。
次期Windows Serverの最初のテストビルドが公開されたのは、2014年10月1日のことだ。
Windows IT Proが報じたように、この最初のビルドの有効期限は4月15日となっている。Microsoftは有効期限内に最新のビルドを提供するのか、それとも期限を延長するのか。
これについて聞いてみたところ、Microsoftの広報担当から以下の回答があった。
「Microsoftは次のプレビューを公開するまで、現在の『Windows Server vNext Technical Preview』を延長する。次のプレビューは5月公開の予定だ」
Microsoftは4月後半に「Microsoft Build」、5月第1週に「Ignite」というイベントを開催する予定で、次期Windows Serverのビルドに関する情報がどこかで発表されると期待したい。
1月にリークしたコードとプレゼンテーション資料から、Microsoftが「Nano Server」版を開発中であることが明らかになった(筆者の情報筋の1人によると、Nano Serverの開発コードは「Tuva」だそうだ)。ComputerWeekly.comが指摘しているように、MicrosoftがNano Server版を提供するのかどうか、するとすればいつなのかは、一部のLinuxベンダーが進めている軽量版の動きにならうものとなる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。