世界最大の小売業者は、世界で最もIT関連支出が多い企業でもあることが明らかになった。
IDCは米国時間4月7日、世界最大規模の企業10社における2014年のIT関連支出を調査したレポート「The Big Guns: IDC's Worldwide Top Ten IT Spenders」を発表した。同レポートによると、これら10社の支出額合計は8950億ドルにのぼり、最も支出が多かったのは、ディスカウントストアを展開する世界最大の小売業者Wal-Martだという。
2位はBank of Americaで、その後にはCitigroup、AT&T、JPMorgan Chaseが続いている。
同レポートでは、IT関連支出をハードウェア、ソフトウェア、ITサービス、通信サービス、社内ITの5つに分類している。
平均するとこれらの企業は、IT関連支出のおよそ3分の1を社内ITと通信関係の従業員の給与と手当に振り向けている。
IDCによると、この10社では顧客向けのイニシアティブと、企業に焦点を当てたプロジェクト、第3のプラットフォームテクノロジの採用と推進の組み合わせが支出の上位に共通しているという。
同レポートには、Wal-Martをはじめとする上位企業それぞれが2014年に費やした正確な額は記されていない。しかし、上位10社のうち9社までが2013年よりも2014年にIT支出を増やしたことが示されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。