富士通、データセンター支援サービスを提供--構想から計画、運用まで

NO BUDGET

2015-04-15 17:52

 富士通はデータセンターの構想から計画、設計、構築、運用の各フェーズを支援する「FUJITSU Managed Infrastructure Service データセンターマネジメントソリューション」の販売を4月9日から開始した。価格は個別見積もり。2019年度末までに売上高50億円の販売目標としている。

 今回のサービスは、20年以上、国内外100拠点以上のデータセンター事業で培ったノウハウを活用し、データセンターの新規立ち上げと、すでに保有しているデータセンターをファシリティインフラ、ファシリティ運用、ICT運用の観点で支援するという。

 システムと建築の両分野での専門性を持ち、データセンターやサーバ室を診断、設計、構築、運用支援、ICTインフラを最適化するサービス「FUJITSU Managed Infrastructure Service グリーン・インフラ・ソリューション」を提供する富士通一級建築士事務所と富士通のデータセンター企画、運用の各部門それぞれのノウハウを体系化して、データセンターのライフサイクルに沿ったサービスを提供していくことで継続的な価値向上に貢献するとしている。

必要な3つの要素
データセンターに必要な3つの要素(富士通提供)

 具体的なメニューは(1)データセンター構想立案支援、(2)ICT運用の改善と立ち上げ支援、(3)ファシリティ運用の改善と立ち上げ支援、(4)ファシリティインフラの改善と立ち上げ支援――の4つとなっている。

サービスメニュー
サービスメニュー(富士通提供)

 (1)は、データセンター事業のノウハウをベースに、データセンターのシステムとファシリティの最新動向や投資回収計画策定など構想の立案を支援する。(2)は、ハードウェアの運用プロセスや運用体制などを計画から構築までサポート。ユーザー企業の運用作業負荷軽減と効率化のため、リモートでの運用も可能という。

 (3)は、電源や空調、セキュリティなどのファシリティの運用で管理すべき項目を洗い出し、運用設計を支援する。ファシリティの運用をユーザー企業に代わって富士通が実施することも可能としている。

 (4)では、データセンターの立地調査や要件整理、設計、施工/施工監修(施工はコンテナやモジュール型などの小規模データセンターのみ。ビル型など大規模データセンターは施工監修までのサービス提供)、定期診断までをサポートする。ファシリティの消費電力量を削減し、柔軟なシステムの拡張、予算に応じた段階的なファシリティ最適化を支援する。

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