日立製作所は5月14日、2014年度(2014年4月~2015年3月)連結決算(米国基準)を発表した。売上高は対前年度比で2.1%増の9兆7619億円、営業利益は同11.6%増の6004億円となり、過去最高となった。
「情報・通信システム」部門の売上高は同5%増の2兆321億円、営業利益は同9%にあたる96億円増えて1162億円となった。通信ネットワーク事業が減収となったが、公共システムや金融システムを中心としたシステムソリューション事業が好調に推移した。
2014年3月に、インドのPrizm Payment Servicesや日立システムズパワーサービスを子会社したこと、ストレージソリューション事業が為替の影響で増収になったことなども影響した。
2015年度の業績予想では、売上高が9兆9500億円、営業利益は6800億円になるとしている。