Amazonは前四半期決算時に約束していたように、米国時間4月23日に発表した2015会計年度第1四半期決算(3月31日締め)で、四半期ベースで初めてクラウド事業のAmazon Web Services(AWS)に関する数字を公開した。
Amazonの創業者兼最高経営責任者(CEO)、Jeff Bezos氏はAWSを成長(さらに加速もしている)事業と定義しながら、50億ドル事業だと明かした。ただし、50億ドル事業というのは2014年の年間売上高について述べたものだ。
AWSの第1四半期の売上高は約15億6600万ドルで、前年同期の10億5000万ドルから増加した。もしAmazonが第1四半期の業績を維持したなら、AWSの2015年の売上高は62億6000万ドルに達することになる。AWSに関する業績はこれまで「その他」に含まれていた。
「約10年前に誕生したAWSは、Amazonがどのように新しいアイディアにアプローチし、そしてリスクをとるかの好例といえる」とBezos氏は声明文で述べている。
AWSのランレートは、まるで競合のMicrosoftと示し合わせたかのようにみえる。Microsoftは年間の商用クラウド事業のランレートを63億ドルとしている。
Amazon全体としてみると、今四半期は5700万ドルの損失を計上している。1株あたりの損益は12セントだった。
非GAAPベースでは、1株あたりの損失は同じく12セントで、売上高は前年同期から15%増の227億2000万ドル。
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この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。