Amazon Web Services(AWS)は米国時間4月9日、より多くのエンタープライズソフトウェアベンダーが自社サービスの基盤としてAWSのクラウドプラットフォームを中核に据えるようになったと発表した。
発表によると、新たにMicroStrategyやSoftware AG、TIBCO Software、Onshapeが自社のSaaS(Software-as-a-Service)をAWSプラットフォーム上で提供するようになるという。既にAWSを使用しているソフトウェアベンダーにはInforやInformatica、Splunkなどがある。
AWSの最終目標は、間接的であったとしてもより多くの顧客を獲得することにある。十分な数のソフトウェアプロバイダーがAWSのインフラ上でサービスを提供するようになれば、顧客自身が意識しているかどうかに関係なく、AWSの利用顧客は増えることになる。
一方、独立系のソフトウェアプロバイダーとの提携によって、Amazonがどのように同社のエコシステムを構築しつつあるのかが浮き彫りになっている。AWSは近年、さまざまなパートナーと連携することで、パブリッククラウド分野における差別化を図ろうとしている。
今回発表された新たなプロバイダーのほとんどは、アナリティクスやデータ統合、ビッグデータを手がけている。これらのソフトウェアプロバイダーがサービスを徐々にクラウドへと移行するとともに、AWSはその恩恵を受けることになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。