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人事給与より負荷が大きい番号収集関連でマイナンバー対応進む:IDC予測

山田竜司 (編集部)

2015-06-19 07:00

 IDC Japanは6月17日、エンタープライズアプリケーション(EA)とビジネスアナリティクス(BA)市場の産業分野別予測を発表した。

 統合基幹業務システム(ERP、IDCはERMと呼ぶ)やサプライチェーン管理システム(SCM)、顧客関係管理システム(CRM)の3市場を合計したEAソリューション市場は2014年、前年比2.6%増の2兆293億700万円だった。

 2015年の国内EAソリューションは、ERP市場がマイナンバー対応や事業統合後の拠点システム統合により、前年比2.3%増で市場を拡大するとみる。

 IDCでは国内EAソリューション市場の2014~2019年における年平均成長率(CAGR)は1.6%で推移し、2019年には2兆2007億3000万円と予測している。

 企業のマイナンバー対応は、人事給与システムより負荷の大きい番号収集に関連する製品やサービスの導入がこの1~2年で進むとみる。

 他にも、税と法制度に対応するERPの機能追加、製品ライフサイクル管理システム(PLM)やSCMによるグローバル環境での生産体制強化、東京五輪に向けた顧客対応強化など複数の成長要因があるとした。

 しかしその導入がクラウドサービスへ移行することで、ハードウェアと構築サービス市場の成長を抑制すると分析している。

 EAソリューションの中核となるERPは財務会計を中心に成長してきたが、グローバル展開を図る企業のタレントマネジメントなど国内の労働力不足の懸念も背景に、人材管理が注目されているという。

 IDCは、労働生産性の向上を図るには、マイナンバー制度とストレスチェック義務化などを契機に、守りから攻めに転じる中長期での人事業務の在り方の検討、プロセスの改善、セキュリティも含めたシステムの見直しが必要と指摘。ベンダー各社には、このような経営視点での企業の取り組みを支えるコンサルティングチャネルの重要性が増すと説明している。

 ビジネスインテリジェンス(BI)、データウェアハウス(DWH)、データマイニングなどを指すBAソリューション市場は前年比4.6%増の9682億2700万円だった。企業における経営指標と顧客データの統合、分析需要の本格化で、同期間のCAGRがEAソリューションの3倍となる4.8%で推移し、2019年の市場規模は1兆2259億1800万円になると予測した。


2014~2019年 国内EA/BAソリューション市場予測

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