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セキュリティの懸念高まる産業用制御機器

シスコ、「Cisco IoT System」を発表--IoT関連のポートフォリオを充実

Larry Dignan (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2015-06-30 11:30

 Cisco Systemsは米国時間6月29日、「Cisco Internet of Things(IoT)System」を発表するとともに、その関連製品群も発表した。同社はこれらの製品によって、IoTの導入に際してより統合されたシステムを提供できるようになると考えている。

 Cisco IoT Systemは、データセンターを実現するための機能を統合し、パッケージ化した「Cisco Unified Computing System」とよく似たコンセプトのように聞こえる。しかし、Cisco IoT Systemのアプローチは、製品のポートフォリオや、参照アーキテクチャのほか、Rockwell AutomationやGEといった企業も参加するエコシステムを中心としたものとなっている。

 同社のIoT展開にネットワーク製品からセキュリティカメラに至るまでのさまざまなインフラ製品が含まれている点は驚くに値しない。しかし、同社はアナリティクスやアプリケーション管理向けのツールを追加したほか、「フォグコンピューティング」というコンセプトも発表した。

 フォグコンピューティングとは、センサやエッジデバイスからのデータを管理するために生み出された、クラウドの延長線上に位置するコンセプトだ。例えば、1秒毎に温度を測定するIoTデバイスがあるものの、クラウドへのアップロードはそれほど頻繁に行う必要がないという場合もあるはずだ。フォグコンピューティング技術を使用すれば、リアルタイムのデータを取得し、パラメータに基づいて平均温度を算出し、指定した間隔(30分毎など)でクラウドにアップロードできるようになる。また、センサからの温度が一定範囲を超えた場合、迅速に対処するといった要求にも応えられる。


 簡単に言うと、Cisco IoT Systemとその製品群は、ネットワーク接続とフォグコンピューティング、アナリティクス、セキュリティ、管理および自動化、アプリケーションのイネーブルメントを柱としている。



 CiscoのIoTシステムおよびソフトウェア担当バイスプレジデントであるKip Compton氏によると、今回発表された15の新製品は同社のポートフォリオに磨きをかけるものだという。同氏は「IoTは複雑だが、多くの顧客はさまざまに異なる環境内で統合されたシステムを望んでいる」と述べている。

 言い換えれば、IoTではさまざまな企業の製品が混在することになるため、CiscoはIoTのエコシステムを作り上げ、それを構成するパーツの統合化を可能な限り推し進める計画だ。同氏は「これはマネージドシステムというアプローチだ」と述べた。

 Rockwell Automationの最高技術責任者(CTO)Sujett Chand氏は、構成パーツがよりスマート化するにしたがい、それらが統合されることの重要性が増すと述べている。同氏は「スマートなパーツであれば、製品自体の情報を提供し、自動化もできる」と述べたうえで、「実際のところIoTは、緊密な連携を必要とするシステムの集合体なのだ」と語っている。

 CiscoとRockwell Automationの提携は実際、オペレーショナルテクノロジ(OT)とインフォメーションテクノロジ(IT)が結びつき、やがては1つのものとして融合する可能性もあるという考えに基づいている。


この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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