海外コメンタリー

人工知能に挑戦する注目の新興企業5選

Conner Forrest (TechRepublic) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子 2015年07月10日 06時15分

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 人工知能(AI)は、テクノロジの進化における次の段階だと考えている人たちがいる。その一方で、人類は神の真似ごとをしようとしているだけだと考えている人たちもいる。

 この議論において、いずれの側も情熱的な主張を戦わせ続けてきているものの、その間にもAIは着実に進歩し続けている。IBMの「Watson」や、Wolfram Researchの「Wolfram|Alpha」といったツールの普及は進んでおり、前者は米国のクイズ番組「Jeopardy!」に出場して人間の参加者と競うまでになっている。

 しかし、AI市場の創出は大企業だけに与えられた特権というわけではない。GoogleやFacebookは、AI分野の新興企業の買収を数億ドル規模で実施しており、自社が収集したデータを活用しようとしている。Googleは2014年の初めにDeepMind Technologiesを買収しており、Facebookも最近になって音声認識を手がけるAIの新興企業Wit.aiを買収している。

 AI分野の持つ興味深い点は、その応用がさまざまな業界をまたがって無限に広がっており、恐れ知らずの新興企業がそういった業界に同テクノロジをもたらそうとしているところにある。

 以下に、AI分野で目が離せない新興企業を5社紹介する。


提供:iStockphoto/Issam Khriji氏

#1:MetaMind

 2014年12月、MetaMindはKhosla VenturesとSalesforce.comのMarc Benioff氏から800万ドルの資金を得て正式に操業を開始した。同社は、再帰型ニューラルネットワークと呼ばれるテクノロジをベースにしたディープラーニング(深層学習)によって、センチメント分析や画像分類のソリューションを提供する企業だ。

 MetaMindの画像分類ツールは、ユーザーがドラッグ&ドロップ方式でアップロードした画像を分類するようになっている。つまり、ハンバーガーの写真をアップロードすると、これはハンバーガーだと答えてくれるわけだ。また、このツールはツイートをはじめとするテキストのセンチメント分析機能も搭載しており、ある話題の内容が肯定的か否定的か中立かについても分類できる。MetaMindのAPIを利用するには、このリンクから利用申し込みをしてほしい。

#2:Sentient Technologies

 Sentient Technologiesはできて間もない企業というわけではないが、脚光を浴びるようになったのは、2014年の後半に実施されたシリーズC投資ラウンドの発表からだ。スケーラビリティに優れた大規模AIを作り出すという目標を掲げている同社は既に、世界最大級の知能システムを構築している。

 そのコンセプトはダーウィンの進化論に基づき、学習と適応を行うことでユーザーにとってより良い結果を提供するというものだ。同社のウェブサイトによると、そのAIエンジンはそれぞれ独立したCPUとGPU上で動作し、コアの数は数百万単位にまで増やせるという。つまり、より高速に、そしてより長時間にわたって処理を実行できるよう、システムを増強できるというわけだ。

#3:The Grid

 「Squarespace」や「WordPress」といったコンテンツ管理システムの提供するテンプレートを使ったとしても、ウェブサイトの構築は人間でなければできない作業や、人間の入力する作業がたくさんある。The GridはAIを使用することで、あなたに代わってウェブサイトの構築とカスタマイズを行ってくれる。そのうたい文句は「あなた専属のAIウェブ開発者」だ。

 デザインに関して言えば、The Gridはプロプライエタリなアルゴリズムを用いて、ユーザーがアップロードしたメディアを分析するとともに、サイト全体を通じて整合性のあるカラーパレットを使用してくれる。また、可読性を向上させるために、テキストの表示に補色を使用してくれる。さらに、状況に応じてコンテンツを適時示唆したり、A/Bテストを自動化したり、プラグ&プレイのEコマース機能を提供してくれる。

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