NRIセキュアテクノロジーズとNEC、NECマネジメントパートナーは8月20日、不足が指摘されている情報セキュリティ人材の育成を目的とする研修プログラム「実践!サイバーセキュリティ演習 for Eggs」の販売を開始した。税別費用は、標準の4日間コースで33万円、5日間コースで41万円。5年間で1000人への提供を目標としている。
同プログラムは、3社がそれぞれノウハウを有し、難易度が異なる研修プログラムを組み合わせたもの。
標準の4日間コースの場合、前半2日間にNRIセキュアが提供する初心者向けの「セキュアEggs」プログラム、後半2日間では、NECとNECマネジメントパートナーが提供する「実践!サイバーセキュリティ演習-インシデントレスポンス編-」プログラムを実施する。
セキュアEggsでは、セキュリティに必要な知識を座学で学ぶとともに、PCを使ったハンズオン演習を通して、情報セキュリティへの理解とスキルを習得する。インシデントレスポンス編は、チーム形式の演習で、具体的なサイバー攻撃に対する一連の対処方法を学習する。「セキュア Eggs 応用編フォレンジック」(1日間)を加えた5日間コースも用意している。
入門から応用までのトレーニングを効率的に提供するだけでなく、全体を通じて演習を中心とした内容であるため、単なる座学よりも実践的で効果的な能力向上が図れるとしている。
3社では今後5年間で同プログラムの受講者数1000人を目指しているほか、セキュリティ人材が不足している東南アジア諸国連合(ASEAN)各国にも同プログラムを提供することを検討している。