海外コメンタリー

「Windows 10」のアクティベーションやサービス--マイクロソフトが公式資料で説明

Mary Jo Foley (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2015-10-06 06:15

 Microsoftが、これまでには存在しなかった(そして本来は必要とされていた)Windows 10についての2つの資料を公開している。アクティベーションに関する情報ページと、Windows 10のサービスおよびアップデートに関する手引きだ。

 MicrosoftはWindows 10で、アップグレードと導入のプロセスを簡単にすることを1つの目標としていたのだろうが、同社はWindows 10でいくつかの新しい、従来とはまったく異なるやり方を導入しており、これについての説明は不足していた。

 少なくともこれまでは。

 2015年9月の最終週、Microsoftはウェブで新たな資料を公開した。これには、必要性の高かった、Windows 10で製品のアクティベーションとアップデートがどのように行われるかについての説明が記述されている。

 Microsoftの担当者は8月に、米ZDNetに対して、Windows 10で同社のアクティベーションポリシーが変更されたことについて述べていたが、ようやく、より完全な公式の説明が掲載されたウェブページが用意され、Windows 10で可能になった多様なアクティベーションの経路が説明されたことになる(このページへのリンクをツイートしてくれたRichard Hay氏(@WinObs)に感謝する)。

 この新しい「Windows 10のアクティベーション」(Activation in Windows 10)ページを解読するには、まず2つの定義を理解する必要がある。第1に、「アクティベーション」とは、MicrosoftがWindowsのコピーが「正規」のものであることを検証しようとするプロセスのことだ。第2に、「デジタル権利付与」(digital entitlement)は、プロダクトキーの入力を必要としない、Windows 10の新しいアクティベーション方法を指す(訳注:このページはまだ日本語に翻訳されておらず、将来公式に別の用語が用いられる可能性があります)。

 このページには、「Windows 10のコピーをどのように入手したかによって、アクティベーションではデジタル権利付与か25文字のプロダクトキーのいずれかを使用する」と書かれている。

 さらに同ページには、ユーザーのWindows 10入手方法として可能性のあるもののリスト(Windows 7や8.1からの無料アップグレードや、製品のコピーを小売店や新規デバイスで購入した場合など、さまざまなケースが挙げられている)と、それらの入手方法に応じたアクティベーション方法が記述されている。このメインページには多くの小項目へのリンクがあり、これにはWindows 10再インストール後のアクティベーション方法、最新のWindows 10 Insider Previewのアクティベーション、ハードウェア構成変更後のWindows 10のアクティベーションなどが含まれる。

 Microsoftはまた、アクティベーションやその他多くのWindows 10に関する話題へのリンクを集めたページを用意している。


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