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TISは10月5日、ITインフラのクラウドサービスやオンプレミスの統合管理や、オンプレミスシステムの運用と同レベルの障害監視・性能分析などの機能を備え、煩雑化、複雑化する企業のITインフラの管理、運用を支援するマネージドサービス「MOTHER」の提供を開始すると発表した。
今回は同サービスの対応プラットフォーム第一弾として、Amazon Web Services(AWS)向けのサービスを提供開始する。同社では、クラウド活用でその運用に課題を抱える企業や、マルチプラットフォーム環境において運用課題を抱えより効率的な運用を検討している企業、今後クラウド環境の導入を検討している企業などをターゲットに提供し、2017年度末までに100社への導入を目指す。
同サービスは、TISがAWSなどの各種クラウド基盤や、複数クラウドとオンプレミスを組み合わせたハイブリッド環境の構築で培ってきたノウハウ、DC・クラウド事業者としての運用経験を生かしたマネージドサービス。
複数のクラウドサービスや複数アカウントの統合管理を可能にする「プラットフォーム管理サービス」と、企業情報システムに必須な安定したシステム運用を支援する「障害監視サービス」、システムのネットワークやサーバリソース、ディスクなどの性能を監視する「性能分析サービス」、それらの運用管理を容易にする分かりやすいGUIのポータル機能をサービスメニューとして提供する。
今回は対応プラットフォーム第一弾として、AWSに対応したプラットフォーム管理サービスを提供する。なお、障害監視サービスおよび性能分析サービスはAWS以外のクラウドサービスやオンプレミスも対象としている。
同社では今後、対応プラットフォームをAWS以外のクラウドサービスやオンプレミスまで拡充し、さらにシステム運用管理の自動化や運用サービスのテンプレートの提供などサービスメニューを充実させ、将来的にはクラウドからオンプレミスまですべてを統合管理できるマルチプラットフォームのマネージドサービスを目指すとしている。
同サービスの主な特徴は以下の3点。
第一弾プラットフォームとして、対応するAWSの複数アカウントのインスタンス情報の取得、一覧表示や、起動・停止などの基本的なインスタンス操作などの統合管理機能を備えている。今後、追加されるプラットフォームにおいても同様の統合管理に対応する。
これにより、個別管理による運用業務の煩雑さを軽減し、業務効率を改善することができ、アカウントを統合管理することで、企業全体としてのITガバナンスの強化やコスト管理を実現できる。
クラウドサービスやシステム運用管理ツールで提供される運用管理機能は複雑かつ難しく、使いこなすには専門の知識と技術が必要となる。同サービスでは、クラウドサービスや運用管理製品に精通していないシステム管理者でも簡単に運用ができるよう、運用業務に必須な情報の取得やシステムの操作を、簡単なGUIで提供する。
クラウドサービスの標準サービスだけでは実現が難しく、企業システムには欠かせないオンプレミスシステムの運用と同品質の安定性、安全性ある運用サービスを提供する。
MOTHERで提供する監視サービスでは、クラウドサービス上の顧客システムの稼働状況や性能状況を常時監視し、異常発生時にはメールや電話、障害の一次対応までをTISが対応。クラウドシステムであっても、自社で専用の運用システム環境やそれを管理する運用体制を準備することなく、オンプレミスと同等の安定したシステムとして運用できる。
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