Googleが子会社であるFirebaseのためにある企業を買収した。その企業とは、フロントエンドのウェブホスティングサービスを提供するDivshotだ。Googleによる大々的な発表はなかった。
米国時間10月13日にDivshotが発表した内容によると、カリフォルニア州サンタモニカに拠点を置く新興企業である同社は、モバイルアプリ向けのバックエンドプラットフォームを手がけるFirebaseと完全に統合されるという。Firebaseは2014年にGoogleに買収され、「Google Cloud Platform」部門に組み込まれている。
Divshotは12月14日に同社のスタンドアロンサービスすべてを終了する予定だ。既存顧客に対しては、Firebaseに移行するための情報が提供されている。買収の金銭的条件は明らかにされていない。
一方Zendeskは、BIME Analyticsを傘下に持つフランスの企業We Are Cloudを買収した。これにより欧州へと事業を拡大する可能性がある。
We Are Cloudは2009年の創業以来、顧客サービスと顧客エンゲージメント向けデータ分析のためのクラウドベースのプラットフォームとして、BIME Analyticsの製品をアピールしてきている。そして同プラットフォームは、35カ国に顧客を抱えるまでに成長してきている。一方Zendeskは現在、150カ国をまたがる6万以上の有償顧客を抱えている。
ZendeskはWe Are Cloudの発行済み株式のすべてを現金4500万ドルで取得することに同意している。またZendeskは、We Are Cloudの従業員全員に、自社での雇用機会を提供したと述べている。
サンフランシスコに拠点を置く株式公開企業であるZendeskは、自社のポートフォリオを通じたデータ分析の活用を目的として、BIME Analyticsの製品を顧客データプラットフォームの要と位置付ける計画だ。
DivshotとFirebaseの合併とは対照的に、BIME Analyticsの製品はスタンドアロン製品として引き続き利用でき、その販売やサポートも継続される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。