編集部からのお知らせ
新型コロナ禍が組み替えるシステム
テレワーク関連記事一覧はこちら

IBM、「Apache Spark」のクラウドサービスを提供開始

Andrew Brust (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2015-10-27 11:14

 IBMは6月に米サンフランシスコで開催された「Spark Summit」で、「Apache Spark」に対する3億ドルの資金投入、Spark Technology Centerの設立、および3500名の専任研究者の配属を発表することで、Apache Sparkへの全面的な支援を表明した。そして米国時間10月26日、IBMはラスベガスで開催中の自社イベント「IBM Insight 2015」で、「IBM Analytics on Apache Spark」を発表した。「Bluemix」クラウドの一部として提供する「Spark-as-a-Service」だという。

 Apache SparkをBluemix環境で提供するIBMの目的は、「Cloudant NoSQL」や「dashDB」などを含む他のクラウドデータやアナリティクスサービスと、Apache Sparkを統合することだ。同社では、コードからデータベースを構築し、そのデータベースでビッグデータを構築し、そのビッグデータに対するアナリティクスを実現するうえで、アプリケーション開発用クラウドであるBluemixを使用することは理に適っていると判断したようだ。

 一方、IBMは今回のイベントで「Insight Cloud Services」と名付けた新サービスも併せて発表した。これは、TwitterやThe Weather Companyなどの情報源から取得した人間、事象、地理空間、商取引などに関する外部データを利用可能にするサービスだ。つまりIBMは、そうした外部データで顧客のデータを補完し、その補完されたデータをApache Sparkで解析できる、完全なアナリティクスサービスの提供を目指している。

 CloudantがIBMに買収される前に同社の最高経営責任者(CEO)を務め、現在はIBMのCloud Data Services(CDS)部門でゼネラルマネージャーを務めているDerek Schoettle氏は、以前にIBMのApache Sparkに対する強い思い入れについて語っていた。それによると、IBMはApache Sparkを単なるデータ並列処理プラットフォームではなく、機械学習、SQLアクセス、グラフエンジン処理、ストリーミングデータ解析などにも対応可能な、万能のデータ処理プラットフォームになり得ると考えていたという。IBMのApache Sparkに対する思い入れは非常に強く、それは自社のコマース製品とアナリティクス製品の多くをApache Sparkに移行したことにも現れていた。

 データとアナリティクスの分野における潜在能力で、IBMに比肩し得る企業は恐らく業界に存在しない。なぜなら同社は、「DB2」「Watson」「Netezza」「Cognos」「TM1」「SPSS」「DataStage」「Informix」「Cloudant」「BigInsights」という製品と技術を保有しているからだ。もしIBMがこれら全製品のApache Sparkを中心としたクラウド展開に成功すれば、それはApache Sparkが現代のデータアナリティクスを駆動する能力と汎用性を備えていることの決定的な証明となるだろう。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]