IBMは米国時間10月27日、40億ドルの株式買い戻しプログラムと、普通株1株あたり1.30ドルの四半期現金配当が取締役会で承認されたと発表した。
40億ドルは、同社が2014年に承認した50億ドルの株式買い戻しプログラムの残り24億ドルとは別に支出される。
同社は、買い戻しは市場の状況に応じて適宜、公開市場での買い付けや個別交渉による取引によって行われると述べている。同社の株価は今回の発表の直後にわずかに下落した。
Twitter上での意見は全体的に懐疑的なものとなっている。
2015会計年度第3四半期決算で明らかにされているように、既にIBMは同四半期中に15億ドルを株式買い戻しに支出している。同四半期決算は明暗入り交じった内容となり、ガイダンスの引き下げもなされたため、同社の株価は先週、過去5年来の最安値を記録した。
また、IBMは27日、売り上げの会計処理をめぐり米証券取引委員会(SEC)が調査していることも明らかにした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。