編集部からのお知らせ
新型コロナ禍が組み替えるシステム
テレワーク関連記事一覧はこちら

9000人が使うクラウドサービス移行、35TBを2週間で実現--産総研

NO BUDGET

2015-12-22 17:11

 国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)は、メールやオンラインストレージとして2012年から3年間利用していたクラウドサービスを、契約切れに伴って新たに選定した別のクラウドサービスへと移行した。

 プロジェクト期間は全体でも2カ月と短期間で、移行対象は全ユーザー約9000人、容量にして約35TBだったが、移行の際にシステムを停止させたのは休日中の7時間のみで、メールボックスやフォルダの構成、アクセス権限まで維持したまま、2週間ほどの作業で実現させた。クラウドサービスを提供するマイクロソフトと、移行プロジェクトを支援したソフトバンク・テクノロジーが12月21日、ユーザー事例として公開した。

 産総研では以前、メールの仕組みをオンプレミスで運用していたが、2012年にクラウドサービスへ切り替えている。その3年後に契約切れを迎えることとなり、入札を実施した。

 今回の入札では、メールやオンラインストレージの機能、セキュリティや可用性といった基本的なシステム要件に加え、業務にできるだけ影響を与えることなく約9000ユーザーの大規模環境を全2カ月ほどの短期間で完全に移行するプロジェクト遂行能力も求められていた。厳しい要件の中で、マイクロソフトとソフトバンク・テクノロジーの提案が採用されたという。

 移行プロジェクトでは、ソフトバンク・テクノロジーの独自移行ツールと、BitTitanのクラウド型の移行ツール「MigrationWiz」を採用した。

 これらのツールを活用することで移行のコストと時間を大幅に抑え、約2週間程度の期間で約35TBにのぼるデータだけでなく、メールボックス構成やオンラインストレージのフォルダ構成、アクセス権限まで移行できたという。移行期間の大半はユーザーがシステムを利用しながら実施し、実際にシステムを停止させたのは休日中の7時間にとどまった。

 産総研の情報基盤部では、組織内で運用するシステムのクラウド化を推進し、管理者の負担を軽減することで、高度な業務へのシフトを進めている。セキュリティ管理の強化や、コラボレーション環境の充実による研究開発促進などに注力し、ユーザーである研究職員や事務職員、テクニカルスタッフの業務支援を拡充させていく。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    テレワークで起こりがちなトラブルの原因「資料が自宅から閲覧できない」にどう対処する?

  2. 経営

    CIOが成功するための最大の条件は「CEOとの連携」にあり?!516名のCIO調査を紐解く

  3. 経営

    【働き方改革事例】PCの調達・管理に関する不安を解決するサブスクリプションサービス

  4. クラウドコンピューティング

    【DX解説書】もっともDXに不向きな〇〇業界が取り組むべき改革とは?

  5. クラウドコンピューティング

    今すぐ「働き方改革」に着手するべき、2つの理由と改革への第一歩

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]