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展望2016

ビッグデータの2016年、IoTや人工知能との関わりは--各社の予想を総まとめ

Andrew Brust (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2016-01-07 06:15

 毎年、筆者には年末になるとアナリティクス業界の各企業から、役員の名前で次の年の動向に関する予想が送られてくる。2015年の末には、17社から合計60件の予想を受け取った。このリストをすべて詳しく検討することはできないが、これらの予想を表計算ソフトに入力して、どの分野の予想が多かったかを調べることはできる。この記事では、これらの分野を横に並べて、各社の予想の全体像を理解するための構造を捉えてみたい。

ストリーミングに関する予想

 MapRの最高経営責任者(CEO)John Shroeder氏は、2016年には「コンバージドアプローチが主流になる」と述べている。同社は自社の「Hadoop」ディストリビューションに、「MapR Streams」コンポーネントを追加したばかりだ。Schroeder氏はこの「コンバージド」という言葉に、運用技術とアナリティクスの技術を同時に使用するという意味を込めている。同氏は、「この融合は、組織の『データからアクションまで』のサイクルを早め、アナリティクスがビジネスに影響を与えるまでのタイムラグをなくす」と説明している。

 いわゆる「ラムダアーキテクチャ」も、やはりトランザクションとアナリティクスの処理の組み合わせに焦点を当てたものだ。しかしMapRはおそらく、「コンバージド」アーキテクチャはテクノロジを並列に使用するもので、異なるテクノロジを結びつけるラムダアーキテクチャのアプローチとは違うと主張するだろう。

 DataTorrentのCEOであるPhu Hoang氏は、アプローチが統合かコンバージドかに関わらず、2016年にはストリーミング技術のROIが重視されるようになると予想している。同氏はこれを「数字に現れた結果を伴うストリーミングアナリティクスの導入が増える」と要約している。Hoang氏は「多くの企業はすでにリアルタイムストリーミングの価値を認めているが、さらに一歩進んで、ストリーミング事例の成果を数字で表そうとするユーザーが増えるだろう」と説明している。

 では、導入が進むのはどの業界だろうか。Hoang氏は「金融業界、広告業界、通信業界がストリーミングアナリティクスをリードするだろう」と述べている。これは確かにもっともなのだが、筆者は重工業でも導入が進むと予想している。

 実際、重工業界には、2016年にはあらゆる企業でデータストリーミング戦略が策定されると考えている人もいる。その1人が、筆者が2015年12月に話を聞いたImpetus TechnologiesのAnand Venugopal氏だ。実際Venugopa氏は、この業界でストリーミングデータが単なる1つのデータ源だと考えられるようになるまでに、2年はかからないと考えている。

モノのインターネットに関する予想

 2016年に関する予想で、モノのインターネット(IoT)が大きなテーマになっていると言われても、驚く人はいないだろう。PentahoのCEOであるQuentin Gallivan氏は、この状況を「モノのインターネットは現実のものになりつつある!」と端的にまとめている。またBashoのCEOであるAdam Wray氏は、「異なる種類のIoTデータを扱えるよう最適化されたデータベースソリューションが求められるようになる」と述べている。同社の製品を考えればこれは手前味噌のようにも聞こえるが、Wray氏はこれは「複数の種類からなるデータの運用の複雑さを軽減する」必要性から生じるものだと説明している。この主張は間違っていない。

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