GitHubのサポート体制にユーザーが苦情--「完全に無視されている」

Charlie Osborne (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部 2016年01月20日 10時45分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 GitHubでホスティングされたプロジェクトで作業する開発者が、自分たちが「無視され」、サポートが得られないとの苦情を公開書簡にて表明している。

 この公開書簡はGitHubのWebサイトの管理とサポートチャネルへの不満を綴ったもので、1000人以上の開発者が賛同している。多くがコードの作成、システム更新、オープンソースソフトウェアのセキュリティと機能改善のために作業している人々だ。

 「われわれの多くが不満を抱えている。われわれはそれぞれ人気のあるプロジェクトをGitHubで運営しているが、GitHubに完全に無視されていると感じているからだ。与えられた唯一のサポートチャネルを通して伝えているが、中身のない回答を受け取ったり、回答そのものがないという経験をしている」と書簡に書かれている。

 開発者の要求がどのように処理されているか、そしてGitHubがそもそも要求を処理しようとしているのかが、書簡の中心だ。具体的な不満として、issue(イシュー)が重要な情報なしに記録できてしまう仕組みになっている、「+1」によるissueの評価が十分に機能していない、貢献のガイドラインを無視してissueやpull request(プルリクエスト)が作成されているという3項目が挙げられ、それぞれの改善案が提示されている。

 GitHubは3000万以上のオープンソースプロジェクト、コード、ファイルをホスティングしているが、GitHubのWebサイトそのものはオープンソースではない。GitHubにオープンソースの考えを押し付けるのは不自然かもしれないが、もしGitHubがオープンソース開発者を満足させたいのなら、こうした不満に対してせめて回答くらいはすべきだろう。

 書簡では、「もしGitHubそのものがオープンソースだったら、われわれはコミュニティーとしてこれらの機能を実装する。われわれはこういうことを得意としているんだ!」と記している。

 GitHubの代表者は米ZDNetに対し、「オープンソースはGitHubにとって極めて重要で、今回のフィードバックを真剣に受け止めている。議論されたイニシアティブの幾つかに取り組んでおり、オープンソースのメンテナーたちと積極的な関係を持ち、彼らのコミュニティーにとってGitHubが素晴らしい体験となるようにしたい」と語った。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
展望2017
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算