海外コメンタリー

ロボット革命が労働の未来を変える--流れを読み解く6つのポイント

Hope Reese (TechRepublic) 翻訳校正: 編集部 2016年02月09日 06時00分

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 間もなく人類は技術的なターニングポイントを迎え、既存の社会と経済は一変することになる――。これは「The Industries of the Future」の著者、Alec Ross氏の言葉だ。Hillary Clinton前国務長官のイノベーション担当シニアアドバイザーだったRoss氏は、在任中に41カ国を訪れ、世界で起きようとしている変化を自らの目で確かめてきた。先ごろ発売された著書には、その経験を通して得られた同氏の知見が存分に注ぎ込まれている。世界は間もなくどのような変革に直面し、われわれはその変革にどのように備えるべきなのか。Ross氏は米TechRepublicとのインタビューの中で、それらの要点について語った。

Stephen Voss氏 Stephen Voss氏
提供:Stephen Voss

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現在のロボット工学は20年前のインターネットに酷似

 Ross氏によれば、「PCの世界で1993年に起きたような変化が、もうすぐロボット工学の世界でも起きる」という。同氏はそうした結論に至った大きな理由として、ロボットのクラウド化を挙げた。「長らくロボット工学では、必要なハードウェアとソフトウェアをロボットに内蔵するのが当たり前だと考えられてきた。しかしロボット工学にもクラウド化の波が押し寄せた結果、こうした従来の考え方は根本的に変わろうとしている」という。

 ロボットのクラウド化は、経済の様相にも大きな変化をもたらすことになる。「ロボットの高度な知能をクラウドから提供できるようになれば、ロボット自体にハイレベルな処理能力は不要となり」、結果としてロボットの価格が劇的に低下すると同氏は言う。

イノベーションの波及効果は不均等

 Ross氏によると、ロボット革命の波及効果は国や地域によって異なり、変化にすばやく適応できる国ほどロボット革命の恩恵に預かることができるという。同氏はロボット革命を受け入れる土壌がある国として、日本、ドイツ、韓国を筆頭に挙げた。ロボット化の「ビッグ5」には中国と米国も名を連ねてはいるが、巨大なロボット関連企業が本社を置く、より小さい国の方が「人口あたりの換算では莫大な恩恵を得る」構図となっている。

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