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記事集:クラウドのネットワーク監視

NEC、地域医療連携ネットワークサービス「ID-Link」を強化

NO BUDGET

2016-02-16 10:55

 NECは2月15日、地域医療連携ネットワークサービス「ID-Link(アイディーリンク)」を強化すると発表した。クリニックや調剤薬局などが公開する患者情報をID-Linkサービスセンター内に保管する「ストレージサービス」と、患者情報を集約して表示することで情報共有時の利便性を向上する「リポジトリサービス」の2つを、拡張サービスとして3月1日から順次提供する。また今回、ID-Linkの一部の価格を改定した。

 ID-Linkは、地域の病院や診療所といった医療機関に分散されている患者の診療情報を統合し、連携する医療施設などの間で共有するサービス。これまで地域医療連携システムでは、主に地域の中核病院などが患者の同意に基づいて公開した患者情報を、クリニックや調剤薬局などが閲覧する形で情報を共有してきた。

 昨今、厚生労働省が推進する「地域包括ケア」の実現に向けて、クリニック、調剤薬局、介護施設などで多職種のスタッフが、患者情報を公開し共有することが求められており、今回の拡張サービス提供はそのニーズに応えるもの。

 ID-Link拡張サービスの概要は以下の通り。

・ストレージサービス

 ID-Linkサービスセンター内に公開情報を保管する環境を提供。これにより、情報公開のための公開環境を持たないクリニックや調剤薬局、介護施設なども、患者情報を公開、共有できるようになる。5GBまでは追加費用なしで利用でき、超える場合5GBごとに月額2980円(税別)の費用がかかる。

・リポジトリサービス

 「標準コードマッピング機能」「サマリービュー」「フェイスシート」の3機能を順次提供。追加費用は発生しない。

 標準コードマッピング機能は、各施設が電子カルテシステムなどのマスターで登録している、処方・注射・検査結果・病名に対して独自に設定したコードと、業界標準のコード(医薬品:HOT9、臨床検査:JLAC10、病名ICD10に対応)との対応づけをするための機能。候補項目が自動表示されるため、簡単にマッピングできる。

 サマリービューでは、患者の処方履歴や検査結果について、時系列やチャートでの表示を可能とし、患者情報を素早く的確に把握することに活用できる。例えば薬剤名称で絞り込むことで、重複投与の防止に役立つ。また、標準コードの活用により複数施設に分散した情報の集約も可能になるため、地域で共有する情報量が増大した場合でも、患者情報の円滑な共有が期待できるとしている。

サマリービュー画面イメージ(処方履歴)(NEC提供)
サマリービュー画面イメージ(処方履歴)(NEC提供)
サマリービュー画面イメージ(検査結果)(NEC提供)
サマリービュー画面イメージ(検査結果)(NEC提供)

 さらに、患者の基本情報(既往歴、アレルギー情報など)や日常生活に関する情報(ADL:Activities of Daily Living)などを集約して患者単位で一覧表示するフェイスシートの提供も予定(2016年4月より提供開始予定)。

 フェイスシートは、地域包括ケアの推進に寄与するだけでなく、救急医療や災害時の医療提供への効果も期待できる。

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